ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第1回 フサイチリシャール2着で大穴を期待
有力馬と見ていたフサイチリシャールが大外、マイネルスケルツィが最内という極端な枠に入った。
これはちょっとおもしろすぎです。
福永、善臣のようなハンパ騎手にとっては過酷な枠順で波乱目は十分です。
いうまでもないことですが、G1は騎手の技量によって左右されるレースが多い。
昨年は国内G1を5勝した福永ですが、猿が乗っても勝てる馬が3頭もいました。
ツキはあるのだろうけれど、人気を背負ってこける方が多いような印象が強くイマイチ信用できません。
武豊、安藤、岩田などと比べるとインサイドワークも技量も赤子のような存在ですが、時々ファインプレーもあるのでやっかいです。
柴田善臣は関東のリーディング・ジョッキーですが、G1ではまず用無し騎手。
キャリア20年くらいなのにG1はわずかに5勝で、その内のひとつはサイレンススズカの故障でころがりこんだ天皇賞、今年は高松宮記念をオレハマッテルゼで勝ちましたが、あれはG2という内容の競馬でした。
その高松宮記念が善臣→福永という2度とないような取り合わせの1、2着で、人気だったラインクラフトで負けた福永が3着の池添に、「お前がコース空けたからオレが負けた」などと筋違いの悪態をついたという後日談がありました。
それはともかく、善臣という騎手のイメージはアホのひとつ覚えみたいに好位追走差せずというパターン、人気になるほど消極的で、ミスらないように乗ろうとしてミスってしまうことが多い。
乗り馬の質からいったらもっと活躍しなければいけない騎手なのですがね。
そういう人たちの騎乗馬が1、2番人気で大外と最内というさばきづらい枠になった。
とても素直にはなれません。
【NHKマイルC】
5月7日 15時40分 東京11R 芝1600メートル

馬の力ならクラシック路線を走ってきたフサイチリシャールが一枚上です。
皐月賞は仕掛けが一拍早かったのと微妙に距離が長かった分ゴール前止まりましたが、この馬の本質はマイラーで2歳時には皐月賞馬のメイショウサムソンを寄せ付けなかったスピードがセールスポイントです。
ただ、ファイングレイン、モエレ2騎、ステキシンスケクン、ゴウゴウキリシマ、アドマイヤカリブなど行きたがる馬を内に抱えて、福永はどう乗るのだろうか。
朝日杯FSのように自分のペースで逃げた時は強いが、番手で競馬しようとするとどうしてもかかり気味に行ってしまう。
福永の抱いているイメージとしては昨年の桜花賞のラインクラフトなのだろうが、横に掃除役の逃げ馬がいた昨年の桜花賞とちがって前団はごちゃつきそうです。
勝つためには4〜5番手くらいで折り合いたい。
共同通信杯が1回余分な感じで気に入らないが、ここは騎手さえ上手に乗れば勝てる相手です。
ただ福永が強運だと思うのは、荒天で悪馬場になりそうなこと。
昨年の萩Sで皐月賞2着のドリームパスポートに楽勝したように、重はまったく苦にしない。
渋化すれば外がグリーンベルトになる可能性も出てくるわけで、大外枠を苦慮する必要がなくなります。
マイネルスケルツィは3走前のきさらぎ賞で皐月賞1、2着馬より先に仕掛けてあわやの場面を作った。
その戦績と、その後の危なげない2連勝を尺度にするとフサイチリシャールと差のない能力があると考えてもよい。
ただNZトロフィーの1枠1番は先行する馬にとって有利な中山マイルだからロスない競馬ができたが、府中ではそれほどアドヴァンテージがありません。
むしろインに封じ込められないようにさばく腕が要求されるわけで善臣では役不足という感じがします。
重はますます乗りづらくなるわけで、好位をとろうとすればある程度行かなければならず、行けば行ったでかかる怖れがある。
たぶん善臣はフサイチマークの5〜6番手を想定しているのだろうが、位置取りに苦しみそうです。
いずれにしても前に行く馬にフサイチ、マイネル両馬が襲いかかるのは早くなりそうで、昨年のようなテレテレペースにはなるまい。
流れは速くなりそうです。
そんな展開で差し馬に漁夫の利という発想をすると、まず目がいくのはロジック。
成績は2、3、2、3着と安定しているが、相手を見ると思ったより弱かったイースターにハナ差負け、ゴウゴウキリシマ、ステキシンスケクン、マイネルスケルツィには完敗していて、ここで通用するだけの材料はありません。
ただし、府中コース向きで前走くらいの競馬をすればマイネルと同じくらいには走る可能性はあります。
G1のキーマン武豊が内田博幸以上にうまく立ち回れるかどうかですが、重は悪くないような気もします。
ステキシンスケクンはアーリントンCでロジックを3馬身半引き離して逃げ切った。
皐月賞という寄り道をしたので人気は急落しているが、NZトロフィーに回ればおそらく勝ち負けはしていたはずです。
陣営は前での競馬をほのめかしているが、昨暮の中山の1200メートルでは差す脚も見せている。
ロジックが穴で売れるなら、この馬だって争覇圏と考えるべき。
キンシャサノキセキはデビュー2戦目のジュニアCでアドマイヤカリブをハナだけ差し切った。
この時の1分33秒6は評価されてよい。
南半球産のフジキセキ産駒で遅生まれのため2キロもらいの55キロは有利。
アーリントンC惨敗は熱発の影響が残っていたし、前走は強風下の悪馬場を外ぶんまわしでは届きません。
人気薄の差し馬とアンカツの取り合せは魅力ですが、またまた馬場は悪くなりそう。
ジュニアCでは仕上がっていたキンシャサに差されたが、アドマイヤカリブは5カ月ぶりで8分程度の仕上がり、次走クロッカスSでキッチリ変わり身を見せ逃げるシンスケクンを番手からとらえた。
シンスケクンやキンシャサを問題にするなら、3カ月ぶりとはいっても馬体の威圧感は上です。
重と距離短縮で動く可能性があるのが岩田ダイヤモンドヘッド、大敗続きですが馬体は悪い感じではありません。
結論 福永の腕の甘さは渋化馬場でカバーされそうなのでフサイチリシャールが連軸、魅力のない1枠善臣は切るしかありません。
馬連(4通り)
:18 フサイチリシャール= 13 アドマイヤカリブ(18.6倍)
:18 フサイチリシャール= 8 ステキシンスケクン(18.3倍)
:18 フサイチリシャール= 6 ロジック(11.9倍)
:18 フサイチリシャール= 10 ダイヤモンドヘッド(55.3倍)
または、
3連単フォーメーション(24通り。14560円〜254600円)
1着:18
2着:13、8、6、10
3着:13、8、6、10
1着:13、8、6、10
2着:18
3着:13、8、6、10
(オッズは土曜 21時現在)
2006年05月06日 21:23| 個別ページ
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