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ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一

第2回 ラインクラフト中心もヤマニンシュクルならデカイ

皆さん大変ですよぉ! 今週もまた有力馬が先週と同じ1番、6番、18番枠です。ことに鬼門の最内枠と大外枠に入れられたダンスインザムードとエアメサイアは、渋化馬場でどういう競馬ができるか見えてきません。

「こんな枠に誰がしたんや…」
これは牝馬の名伯楽といわれる古狸伊藤雄二センセのセリフです。
豊エアメサイアが18番枠、先週の1番人気フサイチリシャールも18番枠で6着に負けましたが、どう考えたって有利な枠ではない。
怒りのお言葉も出ますよね。
偶然にしてはデキすぎでなんらかの作為が働いたのでは? と疑ってみたくもなります。
枠順はコンピュータの乱数表によって決めているとJRAはいっていますが、公開抽選ではないので何でもあり。
先週のNHKマイルCを勝ったロジックの6番枠に1番人気のラインクラフトが入り、2番人気でボロ負けしたマイネルスケルツィの1番枠に藤沢ダンスインザムード、真相は藪の中ですが、不自然きわまりない妙な枠順です。
何かに勝たせたいとか、勝たせたくないとかなど考えてみたくもなる。
おかげでさほど難しくなかったはずの競馬が超難解になりました。

【ヴィクトリアマイル】
 5月14日 15時40分 東京11R 芝1600メートル
2006VictoriaS.gif


馬場の外がグリーンベルト化するような重馬場ならともかく、エアメサイアの大外枠は先行するにしても差してくるにしてもきつい。
天才豊のことだから、先週の福永のように無策ということはないでしょうが、勝つチャンスは限りなく遠くなったといってよい。
本来2000メートル>マイルの中距離タイプで、今年は1800メートルの中山記念から始動し、苦手と思われた重にもかかわらず3着と好走、阪神牝馬S1400メートルは距離不足だったがラインクラフトとは3馬身半差の2着で状態は絶好と思われます。
福永と豊のさばきの差から府中マイルなら逆転可能と見ていたのですが…
 
逆に楽に好位のとれそうなラインクラフトは競馬がしやすい。
使い方はスプリントだろうが中距離だろうが高額賞金は狙わな損とばかりに高松宮記念、秋華賞までちょっかいを出しましたが、昨春はオークスでなくNHKマイルを、秋はエリザベス女王杯でなくマイルCSを使ったように、マイル適性が高い。
ただ、使わずもがなの昨暮の阪神牝馬Sで、かかり気味に逃げたのは気になります。
たぶん相手をなめたからだろうが、今回はここ2戦がスプリント戦だっただけに馬は行きたがるはず、どう折り合いをつけて乗るか。
メンバーを見渡したところ逃げ馬不在できびしい流れにはなりそうもありません。
早めの主導権でもなんとかなる可能性は高い。
ただ馬場が極端に悪くなった場合は? 福永は大丈夫といっているが、スピード身上の馬だけに信用しない方がいいかも知れません。

ダンスインザムードはもう2年以上勝星がありません。
3歳時の名牝も藤沢厩舎凋落とともにナミのオープン馬になってしまった。
3歳暮れの香港遠征に無理があったらしく以降がガタガタ、復帰した昨夏などクイーンC、札幌記念を連闘するというような一流馬のプライドを傷つけるような使い方をしながら結果は出せずじまいでした。
その後、秋に天皇賞3着、マイルCS4着と持ち直し、復帰戦のマイラーズC2着で当然人気にはなりますが、武、ルメールといった腕達者で動いた気性の難しい馬。
北村の1番枠では役不足かもしれないし、2走ボケという懸念もあります。
実務レベルの番頭さん格の調教助手の離脱、調教師昇格などで人気裏切り率ナンバー1厩舎となってしまった藤沢所属馬という点で手を出しづらい。

ダンスインザムードよりは同世代でもヤマニンシュクルの方が堅実です。
03年の阪神JF以降勝ち星がなく、一昨年の秋華賞2着以降1年以上休んでいましたが、復帰4戦目となる中山牝馬Sでディアデラノビア以下に圧勝しました。
差しというより自力まくりタイプで展開いかんにかかわらず伸びてくる。
マイラーとしての切れ味があるわけではないし、桁外れの強さも感じられませんが、牝馬最強のスイープトウショウと再三にわたって好勝負したキャリアはダンスインザムードに劣りません。
出走馬18頭中13頭がサンデー直仔および係累馬ですが、この馬にはSS系にない粘っこさがあります。
たんにイメージだけで裏付けはありませんが、トウカイテイオー×ニジンスキーという配合は渋化馬場もこなしそう。
大勢逆転があってもという気がします。

ディアデラノビアは昨年のフローラSを勝って、オークスは3着でした。
いれ込み癖があって、よもやオークスで勝負圏内に入ってくるとは思っていませんでしたが、スローで距離がこなせた。
どちらかといえばマイル向き、中山牝馬Sではヤマニンシュクルに力負けしましたが、府中のマイル戦はベストの条件とも思えます。
決め手で勝負するタイプだけに、あまり馬場が悪化すると動けない怖れもありますが、岩田騎乗は魅力です。

大穴はゆるゆるペースになった時のノーマークの先行馬マイネサマンサ、デアリングハートあたり。
マイネサマンサは前々走でラインクラフトに先着しています。
南関の森下博騎乗なので不当に人気はないけれど、森下という騎手は逃がしたら内田でも簡単には捕まえられない川崎のベテラン。
府中で勝ったという記憶はありませんが、何年か前にまったくのノーマーク馬で追い込んで3着という成績がある。
3連複かワイドか忘れたが大穴でした。

デアリングハートは昨年のNHKマイル2着馬、前走は勝敗度外視のような逃げでつぶれましたが、前々の競馬をすると意外にしぶとい。
今や関東拠点の藤田の騎乗も魅力です。

結論 馬場状態がよくわからず、ハンディ戦のような枠順のマイル戦だからとても強気にはなれませんが、好枠から先行できるラインクラフトが中心。
「こんな競馬にだれがしたんや…」、といわれないような乗り方を福永に期待します。

馬単 6番ラインクラフト→10番ヤマニンシュクル(22.2倍)
    6番ラインクラフト→13番ディアデラノビア(24.1倍)
    6番ラインクラフト→2番マイネサマンサ(82.2倍)
    10番ヤマニンシュクル→6番ラインクラフト(47.4倍)
    10番ヤマニンシュクル→18番エアメサイア(76.8倍)
    10番ヤマニンシュクル→13番ディアデラノビア(115倍)

3連単フォーメーション(20点。2340円~574880円)
1着 6番、10番
2着 6番、10番、13番、18番
3着 13番、18番、2番、1番

(オッズは土曜午前0時現在)

2006年05月14日 00:42| 個別ページ

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