UK Jazz Dance Gems - Tomi the Jazzy Monk
第24回 52nd Street/ Scrapple to the Apple/ inner city
52nd Street/ Scrapple to the Apple/ inner city (IC 1165)

極上のボーカル・ワークによって、生まれ変わった名曲「My Favourite Things」。
もともとは、「Sound Of Music」の挿入歌でしかなかったこの曲が、John Coltraneの名演によってジャズのスタンダードとなる。
そして、色々な人にカバーされ、カバーする人の好みによって、あるものは熱く攻撃的に、あるものは優雅にと、数々の名演を残していく。
普通は、ワルツ・テンポや、ミディアム・スウィングで奏されるこの曲を、高速でカバーしたこのバージョンは、実に熱っぽく、まるで抜き身の真剣のような鋭さをもっている。
後半に飛び出すMilestoneのフレーズなんて、Milesの名演「Miles In Berlin」のMilestoneそのまま。その火花散るようなスキャット・ワークは、Milesのトランペットを、肉体によって具現化したようなもの。
おそらく、あまりなじみのないグループですので、少し紹介すると、この52nd Streetは、同じフィラデルフィア出身のWendy Simonという女性ボーカリストと、Eric Shawという男性ボーカリスト兼ピアニストによるデュオがメインのグループです。
Wendyは、しっかりとしたボーカル・テクニックを学校で学び、その一方で、EricはPhilly Jo JonesやCurtis Fullerなどのグループで研鑽をつんでいたようです。
女性と男性のデュオということで、Jackie&Royを想像しがちですが、むしろJon Hendoricksに近いスタイルですね。
2006年07月24日 22:04
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