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第6回 パック旅行に手を加えてセミ・オーダーメイド型旅行に

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 団塊世代のリタイア後にしたいことの筆頭は旅行だそうだが、その旅の仕方は今までのシルバー層とは異なるものになるだろう。団塊世代は、それ以前のシニア世代に比べリタイア後の経済的バックボーンは不安定なものになり、収入面で2極化することも反映し旅行スタイルも、付加価値を旅行会社に求める層とインターネットなどを活用して自ら付加価値を創造しようとする層に分かれると思われる。

 団塊世代は、ジャンボ機導入によって実現した海外卒業旅行第一次世代(を見送った世代)でもあり、インターネットやパソコン、モバイル機器をビジネスで活用した第一次世代でもあり、それまでの世代と異なり、個人旅行の下地ができているはずだ。

また、団塊世代は“両棲類”化するとも思われる。同じ人物が、ときには、個人旅行、ときにはパック参加。さらに、ときには超格安旅行、ときには一点豪華主義といったように旅行スタイルも変幻自在となるような気がする。

 しかし、自分を振り返ってみても、若い頃と違い荷物の持ち運びや個人での空港や駅からホテルへのアクセスなどが重荷に感じられる。また、歳とともに注意力が散漫になり安全管理にも不安がある。健康に不安を抱える人も多いことだろう。

そのような団塊世代の人々にお勧めしたいのが、パック旅行に個人旅行の味を加えて作り替えるセミ・オーダーメイド型旅行だ。

ひとつは、「地球の歩き方」「全国大学生活協同組合連合会旅行センター」のいわゆる学生旅行に参加することだ。「ヨーロッパまるごと1週25日間」(20万円台から)など、一般のパック旅行にはないような添乗員付き長期周遊型旅行や無添乗員のエアー&ホテル+送迎サービスが多数設定されている。後者の場合、周遊する各都市の滞在日数を自由に選べるタイプもある。

 先週送られてきた「地球の歩き方」学生旅行デスクが発行している「学生旅行メールマガジン」には、「これから3回(3週間)にわたって、各担当者からパンフレットに掲載予定のツアーについて、簡単にご紹介していきたいと思います。今回は、海外ボランティア/ヨーロッパ・パッケージです」とあり、「夏休み学生旅行特集号」はこちらから請求できますと書かれていた。請求の際のアンケートにも「社会人」の選択肢があるので、請求は学生以外でも歓迎ということだろう。別のページには、「社会人になられた方でも、旅行の参加やメルマガのご購読は大歓迎です(一部旅行商品によっては学生指定プランもございます)」とも書かれていた。

 もうひとつの「セミ・オーダーメイド型旅行」の作り方は、パッケージ・ツアーの最終滞在地で延泊をすることだ。格安のパックの中には延泊を引き受けないものもあるが、定番のパックツアーの多くは、延泊のアレンジが可能なはずだ。ただし、1万円前後の帰国便変更手数料などを取るところもある。HISの無添乗員旅行「Ciao」のパンフレットを見ると、パンフレットの中のホテルを延泊で頼めば、宿泊代以外の追加料金はかからないようだ。

GlobalTour.jpg 秘境やチャーター・クルーズの旅などユニークなパック旅行を主にシルバー層向けに行っている「ワールド航空サービス」「グローバル ユース ビューロー」 のツアーもほとんどが延泊可能とのこと。個人では行くのが難しいような地域や豪華クルーズを団体行動で行き、最終地で延泊して周辺地域まで足を伸ばすといった使い方ができる。

 さらに、一度の旅で2つのツアーに参加してしまうといった応用の仕方もある。たとえば、「西ヨーロッパ一周」のツアーに参加し、最終滞在地パリで何日か延泊して、次の「南仏・北イタリアの旅」が日本から飛んでくるのを待ちかまえて加わるといったやり方だ。

 さらなる応用例としては、パリやロンドン、デュッセルドルフなどの大都市で在留邦人向けに催行されている現地発のツアーに参加するという手もある。英語にある程度自信のある人なら、ローマ発の欧米人向け「シシリー島一周の旅」といった英語ツアーに参加するのもよいだろう。

2006年07月11日 16:45| 個別ページ

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