CROSSROAD

ブログマガジン by K&B publishers

« トップページ

ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一

第31回 阪神JF/新装阪神のヒロインはスピードに優るアストンマーチャン

引退宣言したというのに、ディープインパクト陣営は青筋を立てて究極の仕上げで臨んだ。去り行くヒーローがこんなムキになった姿を見たことはなかった。引退するアスリートというのは通常ぼろぼろになって消えて行く。日本最強馬といわれたシンボリルドルフはカリフォルニアのサンタアニタ競馬場の7着で燃え尽きた。

引退宣言して勝った馬にオグリキャップがいた。
オグリのラストランの有馬記念の勝ちは、多くのファンの願いだったが、勝てると思われてはいなかった。
天皇賞、ジャパンカップで惨敗して限界を感じてのラストランだったからだ。
それらに比べるとディープインパクトはまだ十分にやれる。
国外挑戦すれば日本の競馬の歴史を書き換える可能性をもった馬である。
価値の高いうちに種牡馬にという選択もわからないではないが、JCの勝ちぶりを見ていると燃え尽きるまで走って欲しかった。
咽喉鳴りであることを明かしたハーツクライは10着と破れて引退を表明、こちらは無理してJCなど使わず、手術して来年に捲土重来を期すという意図はなかったんだろうか。期待したウイジャボードはディープを前でマークした。
天下のデットーリにミスなどないだろうが、あの素晴らしい状態で岩田の位置からなら勝ち負けしたでしょう。
直線では10着狙い(500万円の賞金)としか思えないユキノサンロイヤル(11着)に邪魔されていた。

阪神JFは新設された外回りコースで行われるG1の第一戦。
試走した騎手たちはコーナーが緩くなって回りやすい、乗りやすいと口を揃えるが、買う側からすれば、しばし馬券は買いづらい。
外回りコースはこれまでよりも直線が約120メートル長くなって、小回りコースにありがちだった紛れは少なくなるような気がします。
イメージとしては東京が急坂になったようなコースなんですかね。
マイルは引き込み線がなくなったので枠順による有利不利はない。
スタート直後が2コーナーという旧コースとちがって、最初のコーナーまでの直線が444メートルある。
この改装で乱ペースになりがちだった在来のマイル戦とレースの流れが変わりそうです。直線が長くなったというイメージが騎手にはあるだろうから、マイルなのにスローというようなケースも頻出しそうです。
旧コースよりも騎手の駆け引きがレースを左右することになるのではないか。

【阪神JF(GI)】
 12月3日 15時40分 阪神 11R
サラ系2歳 オープン (混合)牝(指定) 馬齢 1600m 芝・右 外

HanshinJF.gif

平たんコースの成績がどのくらい参考になるのかわからないが、ファンタジーSを楽勝したアストンマーチャンが最右翼の存在。
おそらく昨年までのコースならそのスピードといい器用さといい圧倒的な存在だった。
時計の出やすい小倉とはいえ、前半3Fを32秒5を持ったままでマークした小倉2歳Sといい、ゴール前抑えながらレコードをコンマ9秒更新し、2着のイクスキューズ以下をちぎったファンタジーSといい、まったくワンサイドゲームだった。
ごちゃついた馬込みを捌いてきたという勝負強さもセールスポイントだ。
あとは登坂力があるかどうか。
新阪神コースのマイルということでより適性の高い馬がいるかもしれないが、現時点での差を覆すのは難しいかも知れない。
逃げ差し自在の脚質、開幕週のスピード馬場では豊に巧く立ち回られそうな感じがしてならない。

ファンタジーS2着のイクスキューズは福島デビュー馬だが札幌に転戦、札幌2歳Sで掛かり気味に逃げナムラマースに捕まったが、牡馬相手に3着と好走した。
ボストンハーバー産駒ながら、実績的には1400メートル<1800メートル、マイルへの距離延長は好材料だろう。
ただ藤沢ローテに入っていなかった札幌2歳S出走を強弁したのが岡田さん。
寄り道したツケはないのだろうか、気にはなる。
いずれにしても折り合いがポイント。

ファンタジーSで1番人気だったハロースピードのスタートは1馬身ほどの出遅れただったが外々を回り4コーナーで挟まれ行き場をなくす不利、吉田隼人が未熟者ですよね。
そんなまったくギクシャクした競馬で、アストンマーチャンとはコンマ2秒差の上がり33秒8で3着に押し上げたのだから負けて強し。
しかしアストンマーチャンとの時計差は1秒、今回替わる岩田がコンマ5つめて、豊がコンマ5のロスがあれば逆転も可能、コース適性はありそうだ。

新潟のマリーゴールド賞でハロースピードの2着だったのがピンクカメオ、くるみ賞で牡馬相手に勝ったがかなりずぶく直線追い通しだった。
切れ味があるというより長くいい脚を使うタイプ、ブラックホークの半妹という血統馬で馬体の印象は上位馬と差はないし、もう少しシェイプアップできる。
たぶんメンバー中いちばん新コース向き。

ファンタジーS4着のハギノルチェーレは最後方からメンバー最速の上がり33秒5、思い切った待機策がはまったということだろう。
むしろヒシアトラスの半妹ルミナスハーバーのスピード、底見せないウオッカ、外人騎手に手替わりしたクラウンプリンセスあたりに注目したい。

結論 アストンマーチャンのスピード上位は明らか。ゴール前の急坂は懸念材料だが現時点では力がちがう。東京コースのレースぶりからピンクカメオが新コースむきの穴馬。

馬連 :8=9(7.5倍)
   :5=9(23.9倍)
   :5=8(36.5倍)

3連複フォーメーション(10通り、1500円~16700円))
1着 :5.8.9
2着 :5.8.9
3着 :2.3.5.8.9.16

(オッズは土曜午前9時半現在)

2006年12月02日 09:22| 個別ページ

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

http://crossroad-kbp.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/168

K&Bパブリッシャーズの本

 

So What

山口冨士夫 著
(書籍)So What
伝説のロックバンド、村八分、ティアドロップスのギタリスト、山口富士夫の著書として、長年の間、ファンが血眼になって探してきた激レア本が、装いも新たに復刊!法政大学の学祭・いのちの祭りと、未発表ライブ映像を満載した特典DVD付!幾多のバンドを渡り歩いてきた孤高のロッカーの魂がここにある!
大好評発売中!
 
 

村八分

山口冨士夫 著
(書籍)村八分
かつて日本のロック界を、すさまじい速度で駆け抜けたジャパニーズ・ロックの先駆的バンド村八分。そのギタリストであった山口冨士夫が、 「村八分」を語り下ろし。ロックファン待望の書!中島らもの書き下ろし小説と新しい音源から採集したベスト8曲入りのCD付!大好評につき、再度の大量増刷決定!
大好評発売中!
 
 

筋肉少女帯自伝

大槻ケンヂ・橘高文彦・
本城聡章・内田雄一郎 著
(書籍)筋肉少女帯自伝
遂に待望の復活を宣言した筋肉少女帯。前身、ドテチンズ結成から、ナゴムでのブレイク、武道館公演、人気絶頂期の活躍ぶり、突然の活動凍結の理由、8年間の沈黙を打ち破る再始動に至るまで…。大槻ケンヂをはじめ、公式メンバーが筋少のすべてを語り尽くしたファン垂涎の書が刊行!激レアな未発表音源を収録したCD付!
大好評発売中!