ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第37回 アメリカJCC/馬っぷりよいインテレットで夢馬券
ハンディ戦とはいえ中山金杯が1000万下を勝ち上がったばかりのシャドウゲイト、日経新春杯が1600万下のトウカイワイルド、ここ2週の中距離戦の勝ち馬はことごとく格下の馬である。乱発気味のG2とかG3のタイトルの価値がなくなったということなのだろう。今週の東西重賞はともに実力馬有利の別定戦だが波乱目も十分。
オープン馬と条件馬の格差がなくなっている。
条件馬の層が厚く強くなったからなのか、オープン馬が弱いのか。
格上ということで信頼できるのはG1馬くらい、G2、G3というタイトルはフルゲートでもない限り条件馬でも手にするチャンスがある。
ことに中長距離の重賞レースの層の薄さは目を覆うばかり、1200メートルとかダート重賞がほぼ同じような賞金体系で行われているので、生産地でもステイヤーを作るというような意識は希薄になりスピード優先の配合をするようになって久しい。
馬主の立場でもクラシックタイトルより即戦力優先、安値だって1000万下でうまく立ち回れば億という賞金に手が届く。
ビッグタイトルというと、もはや一極集中、昨年のカワカミプリンセスのような例外はあるが、SSとその一族を擁する社台系の高馬が独占している現状では、強い馬というより、効率よく金を稼いでくれる馬をという全体的な風潮は不思議なことではない。
カネコ、セキグチなどが所有する一握りの高くて強い馬以外は、仕上がりは早いが、SS系だろうと社台生産馬だろうと意外と成長力がない。
G3くらいのタイトルは取ったもの伸び悩む馬が多いから、どこかで丈夫で長持ちするタイプの馬にとって替わられる。
シャドウゲイトは社台生産馬だがホワイトマズル産駒の安馬だし、トウカイワイルドはSS産駒だが浦河生産馬で少なくとも金ぴかのブランド馬ではなく、実戦を経てのし上がってきたタイプ。
漠とした印象だが、そうした背景も考慮すると今の下克上が理解しやすい。
【アメリカジョッキークラブカップ】G2
2007年1月21日 中山11R 発走 15:35
サラ系4歳上/○国際□指/オープン/別定/2200/芝(右回り)外回り

G2勝ちのインティライミは20カ月前の京都新聞杯以来勝ち星なし、G3勝ちのエアセレソンもほぼ同時期の新潟大賞典勝ちで同年の函館記念以来、ジャリスコライトは昨年の弱メン相手の京成杯以降いいとこなしとあって、別定戦だが格上有利ともいえない競馬である。
格上馬のなかではインティライミだが、復帰した昨年10月の京都大賞典、天皇賞がいいとこなし、前走ハンディ戦の中日新聞杯が57.5キロで55キロのトーホウアランにハナ差2着、ルメールに巧く立ち回られた惜敗だったが往時に比べると精彩がない。
先週着もなかったアドマイヤフジを見ているとディープインパクト世代のNO2といってもいささか心もとない。
成長力がないというより無事に使えなかった。
冬場だけに爪がよくないのが気になるし、佐々木調教師が稽古をつけた助手を怒りまくっていたというあたりにも不安はある。
先行型不在で主導権は取れそうだが、いまひとつ信用できない。
エアセレソンは引退間近の伊藤雄二厩舎所属馬でおそらく仕上げは目一杯だろうが、18カ月ぶりの実戦で相手は新潟大賞典より強い。
11月から乗り込んで調教量は十分だが、500万条件ならともかくOP馬が相手の鉄砲使いはきつい。
一縷の望みはノーマークで逃げた時。
ジャリスコライトはダービー以来、一昨年新馬、特別と連勝して異父兄アグネスデジタル以上の逸材と期待されたが、その後伸び悩んでいる。
京成杯は重賞とはいえトウショウシロッコ、ネヴァプションあたりの1勝馬が相手で、昨春の権利取りに使った競馬、勝って当然だった。
皐月賞、ダービーには出走してある程度は注目されたが、デビュー時見せた威圧感は消えていた。
藤沢厩舎所属馬で素質はメンバー中1~2、人気にはなるのだろうが、なにせ藤沢厩舎は年明け以来15頭使って1番人気5頭、2番人気6頭、3番人気3頭と、かならず人気になる厩舎だが、成績は(0、3、3、7)、競走中止が2頭と惨憺たるもの、こんな厩舎の馬を買うのはそうとうな度胸がいる。
一昨年のセントライト記念、昨年のAJCC2着のフサイチアウステルは昨年の新潟大賞典以来、タイトルはないが中山2200メートルは2戦2着2回と好績が残る。
休養前3走人気倒れのレースが続いたが、久々はそれほど苦にしないような気がする。
上り馬ならマツリダゴッホ。
蛯正と相性が悪く2番人気だった青葉賞ではダービー出走権は落とし、セントライト記念は落馬で、肝心のチャンスはものにできなかったが、横典ではまともに走っている。
1600万条件を勝ち上がったばかりだが、素質はトウカイワイルドやシャドーゲイトに劣るものではない。
穴人気になりそうで馬券妙味はなさそうだが…
チェストウイングは昨年のアルゼンチン共和国杯4着、ステイヤーズS3着と重賞でもそこそこに走った。
中山より東京コースの好績が目立つが中山がまるでダメというわけでもない。
入着以上の期待もできそう。
インティレットは毎日杯2着馬、見かけだけなら層の厚い4歳でもかなり目立つ。
藤岡騎乗でほとんど捨てレースだった菊花賞が6着、休み明けというだけが問題で、マツリダゴッホ以上の実績と距離適性がある。
グラスポジションは峠を越えたし、シルクネクサスは距離が課題、ラッキーブレイクは平安S除外でこちらに回っただけ。
結論 万全でないインティライミが相手なら4歳インテレット、マツリダゴッホで好勝負
馬連:3=5
3=8
5=8
1=3
1=5
馬単:3=4
5=4
3連複 1、3、4、5、8のBOX(合計10点)
【平安ステークス】G3
2007年 1月21日 京都11R 発送15:45
サラ系4歳上/○国際○指/オープン/別定/1800/ダート右回り

ルメール、スポリッチの参戦、武豊の復帰で関西のジョッキー層は厚くなった。
平安Sは38頭の登録、権利持ちが3頭辞退したので、除外候補からタイキエニグマ、エイシンラージヒル、シャーベットトーンが滑り込んでフルゲート16頭。
それにしても登録すれば出走できる賞金の高い重賞と、出たくも出られないダート重賞のバランスの悪さはなんなんでしょう。ダート、短距離のような下級条件の弱者救済番組が多すぎるせい。
芝、ダート、短距離、マイル、中距離、長距離とレースの選択肢は多いのだが、中山の番組なんて1日の約半分が1200メートル、基幹距離中心に、基幹レースに向けて下級条件の番組を編成すれば、もう少しはましになると思うんだが…
ここはフィールドルージュで譲れない。
前走は内枠ということが災いして終始つっかえっかえの競馬で、そうとう脚を余した。
外に出せれば間違いなく勝ち負けはしたと思う。
2度目になるルメールなら大丈夫、腕のいい騎手というのは同じミスは犯さない。
行けば行ける馬だから、たぶんもう少し前で競馬してくれるはず。
ファイナルカップでフィールドルージュに勝ったエンシェントヒルよりは、3着のエイシンラージヒルの先行力を上位にみたい。
強力同型不在で先手取れれば好勝負。
京都は初めてだがサンライズバッカスが復調気配、昨年武蔵野Sでカネヒキリに土をつけた馬だ。
前走のJCダートは距離が長すぎたし、直線前が詰まる場面もあった。
スタートさえまともなら。
タガノサイクロンはダートに限れば5戦4勝、2着1回、まだ底を見せない4歳馬で大駆けの魅力がある
短めの距離よりは1800メートルが向いていそうなタイキエニグマが穴。
気楽に乗れば一発がある。
57キロなら武豊サカラートも抑えには。
結論 フェブラリーSに向けて賞金上積みが絶対条件のフィールドルージュが堅軸
馬単:6=12
6=3
6=11
6=16
6=15
3連単フォーメーション(25通り)
1着 6
2着 3、11、12、15、16
3着 3、4、11、12、15、16
2007年01月20日 21:07| 個別ページ
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