ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第41回 フェブラリーS/主力を全部倒した地方馬アジュディミツオーの逃走劇
JCダート勝ちのバイロイトの再起は秋、川崎記念を圧勝したヴァーミリアンはドバイ遠征が決まって今年度最初のG1としては新味のないメンバー。単勝1番人気は、昨秋、南部杯、JBCマイル、東京大賞典と交流G1を3勝したブルーコンコルドだが、連軸としてはシーキングザダイヤのほうが売れている。
同じダートでも水分を含んだダートとパサパサのダートではタイプの違う馬が活躍する。あいにくの雨予報で降水確率は高い。
良か、やや重か、重かわからないが、たぶん土曜日までよりは脚抜きの良い馬場になりそうだ。
今開催のダートコースは好天続きだったためパワーが必要な馬場で、どちらかというと馬力タイプの活躍が目立った。
含水量が増えれば、馬場が締まって軽くなりスピードが生きてくる。
波打ち際と乾いた砂地を走るのではどうちがうかということをイメージするとわかりやすいかも知れない。
ただJRA競馬は、ばんえい競馬のように含水量は発表しないので、当日終了したレースの勝ちタイムが前週の同じクラス同距離の勝ちタイムと比較して馬場状態がどの程度違うかを判断する。
桁ちがいの馬がいたり、レースのペースなどでタイムはちがってくるが、たとえば毎日のように行われるダート1400の未勝利戦などは、別格の馬も少ないし、スローペースということもめったにないので比較材料としては好適か。
もちろん馬場状態を予測する前に出走馬のキャラクターが、スピードタイプかパワー型かくらいはつかんでおきたい。
昨年の覇者のカネヒキリのように両方の要素を備えているというか、能力が抜けている馬の場合は神経質になることもないのだけれど、どんぐりの背比べのようなメンバーだと持ちタイムの優劣、重経験の有無、血統などから馬場適性はある程度判断できる。
【フェブラリーS】G1
2007年2月18日 東京11R 発走 15:40
サラ系4歳上/○国際○指/オープン/定量/1600/ダート左回り

ブルーコンコルドの充実ぶりが目を惹く。
1200~1600メートルが守備範囲と思われていた馬だが、大井で2000メートルの東京大賞典を圧勝、川崎のJBCマイルの後に「距離は大丈夫だと思う」と語った幸騎手の言葉を裏書した。
JCダートの9着は内寄りの雑踏の中で脚を余しての敗戦、それ以外は復帰後パーフェクトな成績である。
昨年のフェブラリーSは好調カネヒキリに対して、この馬は整調途上で太めだった。
そのころと状態は雲泥の違い、距離を克服したということが充実の証である。
ただ地方の馬場を得手とするように力の要るダートの方が向いている。
土曜日あたりと同じような馬場状態ならまったく問題はないのだが、速さを競ったことはない。
ベストタイムは昨年のフェブラリーSの1分35秒6だが、本調子ではなかった時の時計で今のデキなら短縮可能。
シーキングザダイヤは交流戦も含めるとダートG1を12戦して0勝2着9回という珍記録保持者で、先行してもためてもひといき詰めが甘い騎手泣かせの馬だ。
春先から秋にかけて休養し、冬場のダートシーズンが照準で毎年ここを最終目標にしている。
こちらは一昨年の不良馬場で1分34秒9、メイショウボーラーには敗れたが速さには対応力がある。
上がり目という点で魅力はないが、マイルは2000メーター以上よりも適距離という印象、武豊がどう乗るか。
サンライズバッカスは2年連続してJCダートは5着だったが、マイルの武蔵野Sを1、2着と好走しているように本質的にはマイラーだ。
一昨年の武蔵野Sではカネヒキリを破っている。
いれ込み馬でゲートに課題があるが、昨年の惨敗因は状態そのものだった。
今年は昨年よりも順調にきている感じで好戦可能、良で1分35秒2のスピードがあり、馬場は軽いほどいい。
地方の雄アジュディミツオーは府中3戦して、一昨年の武蔵野S4着が最高、スタート地点からの芝コースに課題ありといわれてきたのだが、私見では府中で使ったときに好状態に見えたことがない。
武蔵野Sは太いなというつくりだったが、その後のJCダートはさらに体重が増えて、これでは? という印象だった。
その後東京大賞典、川崎記念では多少絞れてきていてともにシーキングザダイヤを破ったのだから、府中目標に仕上げなかったという印象。
そしてフェブラリーSは7着、出遅れてレースにならなかった。
ただしホームグラウンドのかしわ記念ではブルーコンコルドに勝ち、その後大井の帝王賞ではカネヒキリとマッチレースだったが、逃げて1馬身差の完勝、府中を使ったころは530キロ台だったが、このときは514キロ、これは昨年のベストレースといってもよいほど緊迫感のある競馬だった。
3連覇のかかった東京大賞典は休養明けで、またしてもプラス18キロ、逃げることもなく番手勝負でブルーコンコルドに破れ、川崎記念は逃げたがヴァーミリアンに6馬身ちぎられた。
これはアジュディが走らなかったというよりヴァーミリアンが強すぎた感じ。
この馬が速いかどうかは、判断しづらいが、クロフネ除くと近年最強のダート馬カネヒキリを2分02秒1(2000メートル)というコースレコードで負かしたのだから速くないとも言えないのだが…、重い馬場の方が走ることはたしかだ。
今回は好枠なので逃げがある。
逃げた場合はちょっとやそっとでは止まらない。
ブルーコンコルドにもシーキングザダイヤにも逃げて勝った。
休み明けを2戦して走り頃、配当魅力は十分。
ここ2戦京都で人気を裏切りっぱなしのフィールドルージュはどうやら東京コース向きの差し馬、軽い馬場が得手かどうかは判断しづらいが、昨年の武蔵野Sは1分35秒6。
ルメールで3走目ギリギリ争覇圏内か。
上がり馬シーキングザベストは昨年の武蔵野Sを1分35秒3でサンライズバッカスに勝った。
根岸Sではビッググラスに負けたのは馬場適性、パワー型でないこの馬には脚の上がらない馬場だった。
メイショウトウコンはダート路線に転じて5戦4勝2着1回、前走平安Sではサンライズバッカスを叩き合いの末破った。
ただ最後方からの競馬で展開がはまったことはたしか、前々走の18001分49秒2は水準以上の時計、軽馬場適性はありそうだ。
結論 カネヒキリすら寄せ付けなかったアジュディミツオーの逃げに期待、府中マイルはこれで三度目、ゲートを出るくらいの学習能力はあるだろう
馬連:2=7 (36.6倍)
:2=12(59倍)
:7=12(16.7倍)
:2=4 (28.4倍)
:7=8 (34.4倍)
:7=10(22.1倍)
3連複:全部で12点、3連単にすると24点(上位2頭固定)
2、7固定12、4、8(32.9~198倍)
2、12固定4、8(58.1~260倍)
7、12固定8、10(43~59.8倍)
2、4固定8、10 (59.2~195倍)
7、8固定4、12 (32.4~59.7)
オッズは前日17時
2007年02月17日 20:56| 個別ページ
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