ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第47回 ダービー卿CT/マイル戦ならロジックが生き返って穴になる
Gレースの表記が変わった。外国調教馬の出られない桜花賞、皐月賞、オークス、ダービーなどはJpn1で、呼称はジーワンで同じだと。なにか詐欺っぽくて馴染めないが、G1でもJpn1でも馬券を買うわれわれには関係ない。価値あるレースは昔のようにクラシックとか8大レースでよい。
これまでのようにみそもくそもG1でないのは賛成だ。
高松宮杯とダービーが等価値みたいな表記は、馬券を売らんがためのJRAの素人だましのテクニックで、表記がちがうのに呼称を変えないのはそのためだ。
クラシックというのは、古くから行われている伝統的な競走で、イギリスの1000ギニー、2000ギニー、オークス、ダービー、セントレジャーを指し、これらを範として日本は桜花賞、皐月賞、オークス、ダービー、菊花賞を作った。
これに、天皇賞春・秋、有馬記念をくわえたものが8大レースで、そのタイトルは希少なるがゆえに価値があった。
いまならそれにJC、安田記念がくわわって10大レースで十分。
宝塚記念、秋華賞とかエリザベス女王杯は入っても入らなくともよい。
そのほかのレースは、そういった基幹レースへのステップ、あるいは残念、断念みたいな位置づけ。
短距離とかダート路線には、たまに“でなければならない”ような鬼っ子が出てくるけれど10年に一度くらい、一般的には断念マイルとか断念芝というような範疇に入る。
Gのつく国際レースったって外国調教馬が押し寄せるわけではない。
生産拠点を日本に持つダーレジャパンの腰の入れ方はちがってくるだろうが、将来的に日本の競馬は大きくは変わるまい。
基幹レースの価値は競馬草創期から変わらない。
だいたいジーワンとかいう呼称は、競馬を知らないど素人編集者とか、年に一度競馬場にくるような女の子なんかが、「マイルチャンピオンは…」とかいう話に「それってG1?」とか割り込むときの台詞で、生産地に行ったってG1何勝なんて言い回しはしない。
通常の会話は「オヤジはケンタッキーダービーを勝った…」で、「G1勝ち馬がオヤジで…」という場合はジャックルマロア賞だったりするわけだから、レース名自体がはるかに価値を持つ。
これからは私的にはクラシック、10大レース、その他という区分けにして、Jpnは使わない。
つまり来週の桜花賞にJpn1というサブタイトルは不要、Gは得体の知れない外国調教馬がきたときだけの表記にして、レース名を基本にするつもり。
今週は大阪杯とダービー卿CT、大阪杯は天皇賞・春へのステップレースという意義があるが、ダービー卿CTは安田記念など臨みようのないようなマイラー救済みたいなレース、どちらも外国調教馬の出走はない。
【ダービー卿チャレンジトロフィー】
2007年 4月1日 中山11R 発走 15:35
サラ系4歳上/○国際□指/オープン/ハンデ/1600/芝(右回り)外回り

マイネルレコルトはマイラーズC、キングストレイルは回避で、人気必定の馬が2頭いなくなった。ハンディはダンスインザモアの57キロから下が53キロであまり差がない。マイネルレコルトが出ないなら56キロのロジックに魅力がある。
ロジックは、デビュー後短い距離を主体に使われてNHKマイルCを勝ったが、ダービーで5着と好走したのがむしろ仇で、その後はマイルCSを除いては1800メートル以上の長めの距離を使われ凡走を繰り返している。
NHKマイルC以前は3着以下のなかった堅実派なのだから、距離が向かなかったことはたしかである。
今回は久々のマイル戦、前走の大阪城Sは8着だったが、勝ったスーパーホーネットからはコンマ2差、直線やや狭くなるようなところがあった。
今回は昨春好走時の調教パターンでの臨戦、内田博幸とは手の合う馬で、馬場が渋っても問題はなかろう。
デアリングハートは、一昨年のNHKマイルCで2着、桜花賞ではラインクラフト、シーザリオに次いで3着とレベルの高かった牝馬世代の馬、昨年の府中牝馬Sではディアデラノビアを破っている。
目標はヴィクトリアマイルで、55キロは有利ではないが鉄砲は利く。
1番人気のダンスインザモアは、ニューイヤーSが22ヶ月ぶりの勝利、前走の中山記念は、ど派手な出遅れで最後方からだったが、34秒台の上がりで直線はよく伸びた。
マイルで流れが速くなればチャンスはありそうだが、他力型の人気馬に蛯正騎乗では信頼感がない。
マイル4戦4勝のサイレントプライドは昇級初戦、前走は昨夏以来の久々の競馬だったがインぴったりを回って抜け出した。
変わり身の見込める4歳馬でまだ底は見せていないが、配当妙味はない。
ただし重は2勝、渋化馬場は苦にしない。
東風Sで注目したインセンティブガイは5走続けて二桁着順だったにもかかわらず4番人気で2着、先行しただけに勝ったキングストレイルよりは見どころがあった。
好走、凡走の落差が大きく、昨年は東風S勝ちで臨んだこのレースは11着、その後京王杯SCを2着した。
展開は考えたくないが、逃げたいニシノデューが大外なのでスローにはなるまい。
ロジックの相手が、まるで無欲の差し馬、たとえばグレートジャーニー、ピカレスクコート、転厩初戦のローマンエンパイヤあたりなら、例年通りの大荒れとなるのだが…
結論 低レベルのNHKマイルCの勝ち馬だがロジックがハンディ、相手ともに恵まれた
馬連:7=12
:9=12
:10=12
:2=12
:12=13
:12=14
3連複:12軸7.9.10.2.13.14.8(21通り、最大18万8千円)
【産経大阪杯】
2007年 4月1日 阪神11R 発走 15:45
サラ系4歳上/○国際○指/オープン/別定/2000/芝(右回り)

昨年の2冠馬メイショウサムソン始動する。
皐月賞、ダービーでは、着差はともかく圧倒的なパワーを感じたが、秋初戦の神戸新聞杯はプラス10キロで見た目にも太め、右往左往して降着すれすれの危うい競馬でドリームパスポートに差された。
菊花賞ではさらに増えてプラス6キロ、かなり稽古は積んでいたようだがやはり太めだったと思う。
大逃げを打ったアドマイヤメインすら捕まえられずに4着、ドリームパスポートを気にせざるを得ないにしても動きは決してよくなかった。
その後のJCも有馬記念も春の片鱗すら見せなかった。
飼い葉調整をしなければならないほどだったようだが、時期もあって絞れなかったのではないかと思う。
今回は瀬戸口調教師の引退で、高橋成忠厩舎に転厩初戦、能力が出せる状態ならまだドリームパスポートあたりとは差がないと思う。
使い込んでよくなるタイプの馬で59キロはひっかかるが、調教師が昵懇の馬主連合会会長の馬、仕上げは万全なはずだ。
阪神大賞典のドリームパスポートみたいなこともあるので過信はしたくないが、連軸にはなる。
天皇賞・秋、JCともに4着だったコスモバルクは有馬記念では11着と惨敗した。
シンガポール国際G1を勝ったが、一線級に入るとどうしても足らない。
オールカマーで初めて差が成功した感じだたが、天皇賞・秋では同じ戦法で脚を余した。JCは一転して逃げ、有馬記念は見せ場すらなかった。
オーナーの意向が差す競馬なのでチグハグな競馬が続くが、期待したほど能力が高いわけではないのだから、逃げるか先行して展開待ちのほうがチャンスはある
シャドウゲイトが逃げそうだが別定57キロで、強力先行馬2頭相手は荷が重い。
シルクネクサス、アサカディフィート、ホッコウソレソレーは好調だが一クラス下の馬、前がやりあうような展開になればノーチャンスではないが、別定戦では勝ちまではない。
馬単:3=9
:9=3
:3=1
3単フォーメーション(12通り、最高98000円)
1着:3.9
2着:3.9.1.8
3着:3.9.1.8
2007年04月01日 00:09| 個別ページ
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