ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第55回 ダービー/速さとパワーを備えたフサイチホウオーを脅かすのは…
オークスのローブデコルテは我ながら渋い予想だったと思う。もう少し強気に攻めれば馬単は高配だったが贅沢は言うまい。ダービーでも穴らしき馬が見つかったのだが、主役のフサイチホウオーはそうとうに強い。簡単には倒せないだろう。
表彰式に総理大臣が来場されるそうだ。
奥様とお手々つないでくらいの軽さならいいが、仰々しい式典は勘弁してほしい。
いったいどなたさまがそのはれがましい場に相応しいか? などと考え始めると、あれでもない、これでもない…有力どころは消えてしまう。
さらに皇太子さままで…皇太子さまは26年くらい前にロイヤルアスコット開催でお見かけしたことがある。
ロバート・サングスターと一緒だったのできっと競馬はお好きなのだろう。
5年前、小泉さんが来場したときのダービー馬はタニノギムレットだった。
タニノギムレットの仔はウオッカ、ヒラボクロイヤル、ゴールドアグリの3頭、そういう筋書きも悪くはない。
穴馬が見つかりづらいときに、あらぬことを想像するオレの悪癖は直りそうにない。
それにしても、騒がしい1週間だった。
かつて浅間山荘に鉄球をぶち込んだ強面オーナーが、10数年来、主戦騎手として寓した武豊に三行半を突きつけたのである。
皐月賞のアドマイヤオーラの乗り方に納得がいかない…、香港のアドマイヤムーンの乗り方はなんだ…と言ったかどうかは知らないが、ダービーのアドマイヤオーラ始め豊を頼んでいたアドマイヤの有力馬から豊を下ろしてしまった。
武豊といえばあらためていうまでもない日本のトップジョッキー、たしかに今年は岩田、安勝に完全に水を開けられリーディング8位(5月26日現在)、そのご威光に翳りがでてきたことはたしかだが、数々の記録を更新中で、日本の競馬の顔であることに変わりはない。
騎手の立場は芸者に近い。
豊でなくとも騎手はいる。
豊が気に入らないのか、その乗り方が気に入らないのかわからないが、お声がかからなくなればそれまでだ。
もちろん豊ほどの騎手だから騎乗馬に不自由することはないし、バックアップするオーナーも多いと思うが、かなりの有力馬を失ったことはたしかである。
もちろん芸者にも旦那を選ぶ権利はあるわけだからお座敷に出るも出ないも自由。
プライド高い豊のこと、おそらく頭を下げることはあるまい。
最初は痴話げんか程度に思っていたが、ここまでくるとアドマイヤとしても振りあげた拳は下ろせない。
ダービーはもめごとの因となったアドマイヤオーラの登場。
豊Vs.アドマイヤ…場外の攻防含めて見どころはたくさんある。
【日本ダービー】
2007年 5月27日(日) 東京11R 発走 15:40
サラ系3歳/牡・牝○指/オープン/定量/2400/芝(左回り)

人気はフサイチホウオーに集まった。
皐月賞は強烈な脚を使いながらもわずかに届かず3着、敗れて強しという印象を万人に与えたのだから仕方ない。
消しづらいが皐月賞の半分しかない配当では手を出すなと言われているようなもの、皐月賞で馬券を買った立場としては最悪のシナリオである。
負けるとすれば…先行策でヴィクトリーを深追いした時か。抑えると口を割るようなところがあるので前に行くとかかることも?
ただし、これまで後の馬に差されたことはないし、競り合いにはめっぽう強い。
左回りのほうがコーナリングはスムーズ、連の軸にはしなければならないだろう。
父ジャングルポケットとの相似がいろいろ言われるが似ているのはクビの高い走法くらいで、体の格好はキングカメハメハなんかに近い感じがする。
皐月賞馬ヴィクトリーはリンカーンの半弟でアドマイヤ・オーナーの奥さん名義の馬。
リンカーンは見かけのいいわりに走らなかった馬だが、この馬もリンカーンに劣らないグッドルッキングホースで、いかつい感じのフサイチホウオーに比べると繊細さがあって完成度は3歳の中でもいちばん高いような印象である。
稽古では手に負えないくらい気性が悪いようだが、レースでそれらしさを見せたのはラジオNIKKEI杯2歳Sの1コーナーだけ。
先行タイプの馬は皐月賞とほぼ同じなので、どこから行くかはわからないがおそらくBSあたりで主導権だろう。
あるいはシンガポールのイメージか。
絶好調勝春がどう乗るか見ものである。
皐月賞とちがうのはマークされる立場になったことと初めて経験する左回り、楽ではないが、一介の逃げ馬ではない。
豊降板で物議をかもしたアドマイヤオーラは弥生賞勝ちでオーナーが能力を錯覚しているような感じがする。
中を割ろうとしたドリームジャーニーに一発食らわせ外のココナッツパンチともクロスするという豊ならではの荒業で勝てたのが弥生賞。
デビュー以来体重が減り続けているせいか、皐月賞のパドックは可もなし不可もなし、別に掲示板でも悪くはないという印象だった。
むしろヴィクトリーを勝たせた陰の功労者という役割を演じたのが豊だから、なにも青筋立てることはなかろうと思う。
ウオッカはオークスを捨てての参戦。
桜花賞からぶっつけはきびしいが、脚長で頭が高くストライドの大きな走法から距離適性はありそうだ。
加速するときの速さとか切れにはかなりの凄みを感じる。
ダイワスカーレットと1勝1敗だからダイワと五分のアドマイヤオーラあたりに先着する可能性は十分ある。
降雨の影響もなく思ったよりもスピードの生きる馬場なので好戦は必至だ。
ウオッカと同じタニノギムレット産駒のヒラボクロイヤルは、やはり脚長の長距離タイプである。
青葉賞は直前の雷雨で馬場状態は良発表のやや重状態だったと思うので2分26秒台のタイムはあまり気にすることはない。
未勝利を勝ち上がるのに5戦要したのは、すべて1800メートルの競馬で距離不足だったのかも知れない。
見かけならヴィクトリー、フサイチホウオーに遜色ない。
同距離、同馬場を経験したアドヴァンテージを生かせれば。
ヒラボクロイヤルを問題にするなら青葉賞3着だったフィニステールも取り上げなければならない。
1勝馬だが、青葉賞では直線致命的な不利があった。
ラチ沿いをロスなく回り抜け出したのだが、行き脚のついたときエルソルダードにぶつけられ内ラチ寄りに3馬身くらい横っ飛びさせられた。
まともならヒラボクロイヤルに勝っていたかも知れない。
馬体は若干余裕のあるように見えたのでまだ変わり身はありそうだ。
この馬こそが穴らしき馬だが、2〜3着あれば大好走だろう。
結論 速さとパワーを兼ね備えたフサイチホウオーを推す
馬単:15=17
15=7
15=9
15=3
15=8
3連単フォーメーション(全部で29通り)
1着:15
2着:17.7.9.3.8
3着:17.7.9.3.8
1着:17.9.3
2着:15
3着:17.9.3.8
【目黒記念】
> 2007年 5月27日(日) 東京12R 発走 17:00
> サラ系3歳上/○国際□指/オープン/ハンデ/2500/芝(左回り)
>

上は58.5キロから下は49キロまでのハンディ戦で1番人気は昨年の優勝馬でハンディ頭のポップロック。
ここ5戦は外人ジョッキーが手綱をとったが今回は武豊が初めて騎乗する。
5戦中3戦は国外G1レースでメルボルンCが53キロで2着、帰国戦だった昨年の有馬記念でディープインパクトの2着したのだから実績は抜けている。
相手うんぬんというより背負ったことのない58.5キロとの闘いだろう。
天皇賞・春でメイショウサムソンとクビ差3着と好走したトウカイトリックが58キロでこれに続く。
抑える競馬を覚えてから長距離戦専門に使われて崩れがない。
好調期が長いので崖っぷちのような気がするが、放牧に出されることもなく好状態をキープしている。
武豊勝たせまいかどうかはわからないがアドマイヤ勢が3頭使ってきた。
無事でないアドマイヤフジよりはアドマイヤタイトル、アドマイヤモナークの2枠2頭にはわずかながらチャンスがある。
その他で人気はココナッツパンチ、ローズプレステージなど3歳の軽量馬。
ココナッツパンチは弥生賞2着馬で皐月賞で穴人気になった馬だが、想像していた以上のいれ込み馬、長距離の競馬でうまく折り合いがつくかどうか。
ローズプレステージは最軽量の49キロは魅力だが京都新聞杯自体はそれほどレベルが高くない。
古馬で人気のメイショウオウテも気性難のいれ込み馬。
主力が差し馬なので先行しそうな馬が穴。
アドバンテージは格下だが52キロで府中は得意コース、チェストウイングも府中は5勝、アドマイヤモナークは村田→岩田でプラスαが見込める。
結論 まともに考えても結論が出そうにないので、ダービー取れたらパスが賢明かも知れない。負けたら5頭ボックスの連複、3連複を買う。
馬連:1.2.3.9.17のボックス10点。
3連複:同上。
2007年05月26日 19:38| 個別ページ
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://crossroad-kbp.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/235
So What |
| 山口冨士夫 著 |
![]() |
| 伝説のロックバンド、村八分、ティアドロップスのギタリスト、山口富士夫の著書として、長年の間、ファンが血眼になって探してきた激レア本が、装いも新たに復刊!法政大学の学祭・いのちの祭りと、未発表ライブ映像を満載した特典DVD付!幾多のバンドを渡り歩いてきた孤高のロッカーの魂がここにある! 大好評発売中! |
村八分 |
| 山口冨士夫 著 |
![]() |
| かつて日本のロック界を、すさまじい速度で駆け抜けたジャパニーズ・ロックの先駆的バンド村八分。そのギタリストであった山口冨士夫が、 「村八分」を語り下ろし。ロックファン待望の書!中島らもの書き下ろし小説と新しい音源から採集したベスト8曲入りのCD付!大好評につき、再度の大量増刷決定! 大好評発売中! |
筋肉少女帯自伝 |
| 大槻ケンヂ・橘高文彦・ 本城聡章・内田雄一郎 著 |
![]() |
| 遂に待望の復活を宣言した筋肉少女帯。前身、ドテチンズ結成から、ナゴムでのブレイク、武道館公演、人気絶頂期の活躍ぶり、突然の活動凍結の理由、8年間の沈黙を打ち破る再始動に至るまで…。大槻ケンヂをはじめ、公式メンバーが筋少のすべてを語り尽くしたファン垂涎の書が刊行!激レアな未発表音源を収録したCD付! 大好評発売中! |


