ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第56回 安田記念/ただでは帰らぬ香港馬、昨年3着のジョイフルウィナーがおもしろそう
今年は香港から4頭が出走する。香港馬はこれまで安田記念には合計11頭のべ14頭が参戦して2勝、2着1回、3着2回だから、かなりハイアベレージで馬券の対象となっている。目は\マーク腹に一物の香港馬、最近の海外競馬など知らないので大きなことはいえないが、さして日本馬と力の差はなさそうだ。
馬ヘルペスの流行で検疫上問題があったはずの香港馬だが、なぜか特例が認められて日本遠征がかなった。
しかも大挙4頭、近来スプリント、マイル路線で日本に傑出した馬がいない。
勝算あっての遠征ではないかと思う。
どれが強いのかよくわからないが、直前のチャンピオンマイルから判断すると香港馬4頭に実力差はない。
人気はというと、これが見事に割れている。
前日午後9時現在の単勝1番人気はダイワメジャーの4.8倍、差がなくスズカフェニックスが4.8倍、以下コンゴウリキシオーの7.0、香港馬グッドババが11.8、エイシンドーバーの11.9、ジョイフルウィナー12.4、エアシェイディ14.1と続く。
ちなみに香港賽馬会の単勝予想オッズを紹介すると、1番人気はダイワメジャーで2-1、以下3-1のスズカフェニックス、5-1のジョイフルウィナー、8-1のエイシンドーバー、10-1のエアシェイディ、実際のオッズとはかなり開きがある。
もちろんまだ1億円は売れていない。
最終的に単勝は4億円やそこらは売れそうなので、直前には相当変わりそう。
たぶんまだ香港の博打うちも出動していない。
それにしても…ダイワメジャーはずいぶん軽く見られている。
この春外しまくった方々が、アタマに血が上ってダイワを消したがっている様子がありありと窺える。
かくいう私も買いたくはない。
だれでも考えることは一緒か。
人気を読みちがえた段階でアウトだが、新聞の印がどこについていようがダイワの1番人気は間違いないだろう。
ひとまず見返りなさそうな馬に期待するのはやめる。
ダービーのフサイチホーオウで懲りた。
【安田記念】
2007年 6月3日(日) 東京11R 発走 15:40
サラ系3歳上/○国際○指/オープン/定量/1600/芝(左回り)

目黒記念のポップロックは洋行帰りにもかかわらず好状態だったが、ダイワメジャーが大丈夫という保障はない。
無理使いされてはいないが、昨秋からの好調子をキープするのは難事かと思う。
マイルCSを勝ったが、距離適性が疑わしい。
好走したのはもっぱら中距離である。
粘りはあるが切れがない。
マイルの決め手勝負となると、昨年の4着くらいがいいところではないか。
思ったより配当がありそうだが2番枠が好材料ともいえない。
スズカフェニックスは距離が懸念された1200メートルの高松宮記念を圧勝したが、相手はペールギュント、プリサイスマシーンあたりで2戦級だった。
ただ府中マイルは4戦1勝、2着1回、3着2回、ベストタイムの1分32秒7は争覇圏内で、馬場が硬そうなのは有利な材料だ。
ダイワメジャーより決め手は鋭い感じがする。
東京新聞杯で最内をつき大外を差したスズカフェニックスと2分の1差だったのがエアシェイディ、前走阪神のマイラーズCは崩れごろだったかも知れないが、少なからず-18キロが影響した。
勝ち味に遅いので強いというイメージはないが東京は7戦4勝2着3回と連対率100%、それだけでも穴人気になりそう、あまり魅力はない。
エイシンドーバーは京王杯SCを1分20秒0でレコード勝ち、昨年安田記念12着後休養し昨暮からの始動、その後重賞を5戦して2勝2着2回と好走しているが、使い込まれているので上がり目はあまり感じられない。
怖いほどついている福永騎乗だが、ここで連がらみはデキすぎだ。
コンゴウリキシオーはマイラーズCを1分32秒2でレコード勝ち、中京記念惨敗後だけに人気はなかったが、平均ペースに持ち込んで逃げ切った。
ハナ切らないと持ち味が生きないタイプ、そこそこ人気になって2匹目の泥鰌がいるとは思えない。
ヴィクトリアマイルからは4~7着馬が参戦する。
最先着のキストゥヘブンをのぞくとスローを後から差した馬ばかり、ディアデラノピア、ジョリーダンス、アドマイヤキッスの順にチャンスはありそうだが複勝圏までだろう。
さて本題の香港馬。
昨年の勝ち馬ブリッシュラックは同日Hong Kong Champions & Chater Cup (2400メートル)を使う。
問題があるとすればこれまで経験したことのないような高速決着になりそうだというあたりか。
もっとも評価の高いのは昨年の3着馬ジョイフルウィナーである。
ブリッシュラック、アサクサデンエンに先着されたが着差は2馬身2分の1、ハナときわどいところまで大外を追い込んだ。
昨年同様チャンピオンズマイルからの臨戦だが、チャンピオンズマイルが1週早まったのでローテションは昨年より余裕がある。
チャンピオンズマイルは同厩舎のエイブルワンのスローペースの逃げを後方最内から差したが届かず2着だった。
エイブルワンは、アジア・マイル・チャレンジ最終戦の安田記念に勝つと、100万米ドル(約1億1800万円)のボーナスを獲得する。11戦5勝でうち3勝がマイル戦。 チャンピオンズマイルは単勝33倍と人気薄でノーマークの逃げだったが、逃げたことのないこの馬で先手を取ったM・キネーンの好騎乗だった。
グッドババは3連勝で臨んだチャンピオンズマイルは単勝2.3倍の1番人気だった。
スローの5、6番手の外で伸び切れなかったが、勝ったエイブルワンから2馬身2分の1差の5着で脚を余したような感じもある。
ただ主戦のドルーズではなくE・サンマルタンに乗り替わったあたりがマイナスか?
ザデュークは豪州産馬で57戦10勝、昨年の安田記念は15着だったが、その反則もどきのジグザグ走行が印象に残った。
チャンピオンズマイルは最後方から追い込んで3着、着差はエイブルワンと1馬身4分の1だった。
昨年12月の香港マイルを勝つなど年齢的な衰えは感じない。
“00年の安田記念をフェアリーキングプローンで制したロバート・フラッドは鞍上強化。
日本馬が海外でワンツーする時代、逆があったって驚きはしない。
結論 香港4頭の実力差はないが来日経験のあるジョイフルウィナー馬にアドヴァンテージを感じる。
馬連:8=9
:6=9
:4=9
:9=17
:6=8
:2=9
3連複:以下合計12点
8.9軸。相手4.17.6.2.14(5点)
6.9軸。相手4.17.2.14(4点)
4.9軸。相手17.2.14(3点)
2007年06月02日 21:05| 個別ページ
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