ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第59回 宝塚記念/競りに強い昨年のダービー馬メイショウサムソンを推す
超豪華なメンバーで目移りがする。ウオッカが1番人気、なにしろダービーで圧勝したにもかかわらず4キロ減の51キロで出られる。ハンディキャップレースならこれだけの差はつかない。恵量は魅力であるのだが…
3歳馬が参戦できるようになって今年が10年目、ダービー馬の参戦は“03年のネオユニヴァース以来である。
ネオユニヴァースは2番人気でヒシミラクルの4着と敗れたが、その年度皐月賞も勝った2冠馬で決して弱いダービー馬ではなかった。
ダービーを大目標として戦ってきた3歳馬にとって、この時期(現在中3週)古馬の一線級との対戦すること自体が過酷だったのである。
牡馬・牝馬ともに古馬より5キロ軽い重量(牡53キロ、牝51キロ)で出走できるのは興行主であるJRAの売り上げ促進策だが、宝塚記念は3歳トップクラスにとって魅力のあるレースとはならず、あらかたの馬はそっぽを向いた。
下手に使って秋を棒にふりたくはないというあたりが馬主・調教師サイドの本音だったのである。
そうした意味でいえばウオッカは正に型破りな牝馬である。
桜花賞→ダービーという臨戦も、1600メートル→2400メートルもほとんど例がない。
そうしたバリアを難なく乗り越えて、秋には凱旋門賞に参戦を表明している。
【宝塚記念】
> 2007年 6月24日(日) 阪神11R 発走 15:40
> サラ系3歳上/○国際○指/オープン/定量/2200/芝(右回り)
>
> 
連対圏内と思っている馬は、内からウオッカ、ポプロック、アドマイヤムーン、カワカミプリンセス、ダイワメジャー、メイショウサムソン。
そこから絞り込みづらい。
まず馬場状態がつかめない。
先週は開幕週ということもあって異常に硬い馬場だった。
1000万下のマイルでコンゴウリキシオーのレコードが書き換えられ、翌日500万下で1800メートルのレコードが出た。
あげく今週になってまた芝を刈った。
レコード必至と思っていたら、雨の影響も懸念される。
たぶんウオッカの敵は柔化馬場だろうと思う。
あのストライドの大きさ、加速してからの速さ、良馬場であるにこしたことはない。
ダービー時のパドックは、牡馬のなかでとりわけ目立っていたわけではなかったが、桜花賞で追いだされてからふらついていたのが嘘のような変身ぶりで、お釣りのある勝ち方には目を見張った。
見かけとレースの落差はまだ埋まらないが、どちらかといえば前残りの流れを余裕をもって中団から差し切ったのだからフロックでもなんでもない。
しかし、私としては桜花賞でダイワスカーレットを上位とし、ダービーで買わなかったウオッカを、今さら買えるかというような気持ちがどこかにある。
差し馬だけにいまひとつ信用しきれないでいる。
ポップロックは良では紐候補の域を出ないが重なら間違いなく走る。
京都記念でアドマイヤムーンに負けたときは、重に近いやや重で得意の馬場だったが、馬体重はプラス12キロ、ペリエの乗り方もドバイへのステップという雰囲気があった。
目黒記念は帰国後の一戦だったが、最高の状態に見えた。
トップハンディでインを突き軽いココナッツパンチには詰められたが危なげはなかった。
アドマイヤムーンは京都記念を挟んで国外で3戦して、もっとも賞金の高いドバイで勝った。
前走の香港は外々回って仕掛け遅れ、アドマイヤと武豊の確執の一因となったレースである。
昨夏札幌記念で一皮むけた感じでドバイでダイワメジャー(3着)に雪辱した。
3歳春はメイショウサムソン、ドリームパスポートに完敗したが、現状では上位かもしれない。
決め手の鋭いタイプだが重はそこそこか。
カワカミプリンセスはヴィクトリアマイルの10着で人気急落だが、半年ぶりにくわえて得意とする中距離ではなかった。
見た目には仕上がっていたが牝馬らしい丸みがなく、いかにも放牧で痩せこけた馬を膨らませるまでだったような印象。
ハイペースの中距離戦にはめっぽう強く、まだ底を見せていない。
調子を上げながら人気の下がった馬で穴馬としての条件は十分。
柔馬場は不良の新馬戦を逃げ切ったのだから下手ではなかろう。
ダイワメジャーは昨秋以降左回り3勝。
前走安田記念は好調期間が長すぎるのとマイルが適距離かどうかという疑いをもっていたが、パドックの仕上がりは万全、勝つのはこの馬しかいないという状態だった。
昨年の宝塚記念はディープインパクトの4着。直前の降雨で良発表の実は重に近い馬場とか、安勝→四位の直前乗り替わりが悪材料となった。
マイルよりは中距離適性が高そうで、同型は多いが前々で粘れば好勝負だろう。雨は?
大阪杯、天皇賞と王道を歩むメイショウサムソンの競っての強さは健在だ。
昨年の秋期思ったほど走らなかったが、転厩後に再起のキッカケをつかんだ。レース内容、勝ちタイム、相手関係などケチのつきやすいここ2戦だが、相手なりに走るというこの馬の特性を否定できるほどの材料ではない。
それにしても行きそうな馬は10番から全部外、初Bアドマイヤメインが大逃げ宣言した。馬場状態にかかわらずペースは早くなりそうで、中距離タイプのこの馬にとって折り合いをつけやすい。経験はないが柔馬場はこなしそう。
結論 ウオッカの強さは認めるがメイショウサムソンの勝負強さに期待する。
馬連:メイショウサムソン=アドマイヤムーン
:メイショウサムソン=ダイワメジャー
:メイショウサムソン=カワカミプリンセス
3連複:10通り。
メイショウサムソン軸にアドマイヤムーン、ダイワメジャー、カワカミプリンセス、ウオッカ、ポップロックへの5頭。
2007年06月23日 13:13| 個別ページ
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