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ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一

第60回 ラジオNIKKEI賞/上がり馬ハイソサイエティに期待

2年前まではラジオ短波賞と言われる別定戦だったが、昨年からラジオNIKKEⅠ賞に名称が変わりハンディ戦になった。かつては残念ダービーという意味もあったのだが、今やあってもなくてもいいような重賞。昨年は2着馬のソングオブウィンドが後に菊花賞を勝って、辛うじてレースの体面は保たれた格好だが、この時期の3歳のハンディ重賞になんの意味があるのかよくわからない。

さぞかしハンディキャッパーも頭の痛いことだろう。
ハンディ戦の建前は全馬が横一列にゴールするように斤量差をつけるということだが、実際にはそんなことは不可能である。
2000年以降に行われた1512のハンディキャップレースの統計値を紹介すると、
斤量    着別度数    勝率  連対率   複勝率
~49kg      7- 4- 8- 150/ 169  4.10%  6.50%   11.20%
49.5~51kg 38- 51- 68- 1940/ 2097  1.80%  4.20%    7.50%
51.5~53kg 240- 260- 321- 4866/ 5687 4.20%  8.80%   14.40%
53.5~55kg 553- 599- 614- 5799/ 7565 7.30% 15.20%    23.30%
55.5~57kg 484- 456- 377- 3029/ 4346 11.10% 21.60% 30.30%
57.5~59kg 169- 129- 113- 553/ 964 17.50% 30.90% 42.60%
59.5~ 21- 12- 9- 86/ 128 16.40% 25.80% 32.80%

以上のような成績で、軽量馬よりも背負っている馬のほうが好成績を上げていることがわかる。
もちろん背負っている馬が実績上位で軽い馬は能力が足らないということになるのだが、ハンディが公平であるのならこれだけの格差は出ないはず。
つまりハンディが公平ではないからこれだけの差が出る。
なぜか。
ひとつの理由は、強い馬にふさわしいハンディを公平に背負わそうとすると出走回避される惧れがある。
厩舎、馬主の顔色うかがいながらのハンディだから、どちらかといえば背負っている馬が有利になる。
それなら軽いほうをさらに軽くすればということにもなりそうだが、たとえば51キロくらいで乗れる騎手は数少ない。
減量騎手ならともかく、一般の騎手は40キロ台ではほとんど乗れないだろう。
1キロ1馬身差なんていうが、実際のところは足し算、引き算してもその通りになることは稀である。
ハンディ戦は馬券をおもしろくするというが、別定でやってもわからないようなメンバーにハンディをつければただ難しくなるだけで、たとえば背負った馬が負ければハンディ分の負けみたいな言い訳が可能。
というようなわけで、私はハンディ戦は好きではない。

【ラジオNIKKEI賞】
2007年 7月1日(日) 福島11R 発走 15:35
サラ系3歳/○混○特指/オープン/ハンデ/1800/芝(右回り)

RadioNikkei.gif

さりとてこのメンバーで重ハンディ馬が有利かというと、そうでないから厄介だ。
トップハンディはダービーで17着と惨敗したゴールドアグリの57キロ。
重賞勝ち馬はこの馬と牝馬のイクスキューズしかいないので、自動的に重くなっているが、勝ったレースは約1年前の新潟2歳S。
以降見せ場もなしに負け続けている馬で、姿形も一流ではない。
平たんコースで変わり身があったとしても連対圏内とは思えない。

イクスキューズはクイーンカップ勝ち、府中のフローラSではオークス2着のベッラレイア相手に逃げて好勝負した。
牝馬で56キロだから、この馬が実質トップハンディということになろう。
平たん向きの先行力があって、福島コースも初戦で経験済み。
桜花賞からNHKマイルに至るローテションが心配だが、フローラSだけ走れば勝ち負けは出来る。

ハイソサイエティーとクランエンブレムはともに1000万下特別の勝ち上がりで、イクスキューズと同じ56キロ。
ハイソサイエティは3歳限定のエーデルワイスSの勝ち馬、古馬混合戦勝ちのクランエンブレムよりは高評価していい。

クランエンブレムは鳴り物入りの種牡馬ウォーエンブレムの忘れ形見で、期待ほど走らなかったが、ここ2戦芝を使って頭角を現してきた。
ただ現状では前走が一杯のような気がする。
知る限り、前走この馬を無視した曲がり屋がこぞって人気にしたのは気に入らない
私は前走本命に推すにも苦労した

54キロ組の中では京都新聞杯5着のフェザーケープが目に入るが、京都新聞杯自体がレベルの低い重賞だった。

むしろオープン特別を勝って桜花賞に駒を進めた船橋のエミーズスマイルが、内田博幸騎乗、平たん向きかもしれない。

ほかでは札幌2歳5着のガルヴァニックあたりまでかなぁ。

結論 蛯正騎乗が鬼門だがハイソサイエティの上がり目に期待

馬連:ハイソサイエティ=イクスキューズ 
   ハイソサイエティ=エミーズスマイル
   ハイソサイエティ=ガルバニャック
3連複(4通り)
  :ハイソサイエティ中、イクスキューズ、エミーズスマイル、ガルバニャックもBOX

【函館スプリントステークス】
2007年 7月1日(日) 函館11R 発走 15:25
サラ系3歳上/○混○特指/オープン/別定/1200/芝(右回り)

HakodateSprint.gif

2007年07月01日 00:30| 個別ページ

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