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ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一

第61回 七夕賞/宝塚記念にも登録があった夏馬ニホンピロキースを狙う

今週は七夕賞とプロキオンS。3歳馬の出走もなく古馬の条件特別のような重賞でつかみどころがない。頭打ち馬が多いから近況成績よりも、コース実績、騎手の乗り替わりなどがチェックポイントとなりそうだ。

騎手の乗り替わりは大きく人気を動かすことがある。
たとえば武豊に乗り替わっただけで人気倍増というようなことがままあるが、実際に乗り替わりでどの程度の成績が上がっているのかを調べたのが以下である。
(集計期間は2006年1月~先週まで)

騎手  1着 2着 3着 着外 騎乗数 単勝率 連対率 3着率
岩田康誠 129 101 130 555 915 14.1 25.1 39.3
安藤勝己 100 72 63 284 519 19.9 33.1 45.3
田中勝春 65 62 49 520 696 9.3 18.2 25.3
武豊 114 90 71 362 637 17.9 32 43.2
横山典弘 87 76 60 365 588 14.3 27.7 37.9
後藤浩輝 86 83 67 543 779 11 21.7 30.3
藤田伸二 99 108 73 470 750 13.2 27.6 37.9
蛯名正義 64 58 60 439 621 10.3 19.6 29.3
中舘英二 106 91 75 694 966 11 20.4 28.2
四位洋文 52 53 61 488 654 8 16.1 25.4

想像通り関東上位と関西のトップ騎手とでは差がある。
ここで判断する限り安藤勝己、武豊がトップクラス。
騎乗数が多くどんなぼろ馬も引き受けてしまう岩田も差がないと見るべきだろう。
関東では横山典以外は見るべき成績の騎手はいない。

この内容のさらに詳細を調べるとおもしろい。
例えば、今週の阪神のプロキオンSは岩田がロープデコルテで米国出張のため、リミットレスビッドが岩田→武豊、ワイルドワインダーが岩田→蛯正、両馬とも人気必至。
岩田→武豊は5.3.5.17で連対率26.7%。
その逆はというと8.6.8.24で連対率30.4%で岩田優位である。
つまりこのの乗り替わりはさしたるマイナスではないがプラスともいえない。
岩田→蛯正はというと1.2.1.10、その逆は1.1.2.13だからどちらもよいとはいえないが、同格の騎手ではないだけにマイナスと考えるべきだろう。
このようなデータだけで結果を予測は出来ないが、最終的にどちらをとるかというようなときに判断材料にはなる。

【七夕賞】
2007年 7月8日(日) 福島11R 発走 15:35
サラ系3歳上/オープン/ハンデ/2000/芝(右回り)

Tanabata.gif

昨年はメイショウカイドウ、コンゴウリキシオーで人気サイドの決着となったが、同時に後の小倉記念の波乱の伏線となったレースでもある。
今年は傑出馬がいない。
MFVでも上下差は10ポイント、なんでもありという競馬である。

トップハンディは57キロのヴィータローザとサンヴァレンティン。
ヴィータローザは重賞3勝、重賞1勝のサンヴァレンティンに比べればハンディは恵まれたといっていいが、近況からいけば似たようなものか。
それにしてもハンディキャップの基準というのははっきりしない。
2年以上前の重賞は時効というような内規でもあるんだろうか。
共同通信杯を強い勝ち方をしたストーミーカフェの55キロだって、復調気配見せているだけに恵まれている。

ヴィータローザは新潟大賞典、金鯱賞と人気薄ながら3着、4着と善戦している。
レースぶりが以前と違って先行策を取っているので安定感は出たが、なにせ期待したときは走らず、忘れられたころに走るという癖の悪い馬だから、人気になったからといって信用できないタイプだ。

サンヴァレンティンは当地福島記念勝ち、その後5戦掲示板もない。
福島記念が重だから走ったのか、福島適性だったのかわからないがヴィータローザと同斤では分が悪い。

ストーミーカフェは前走の福島テレビOPで速いペースで逃げたが一杯の5着、今回は枠番も悪く楽にハナには行けないだろう。
ちなみに江田照→善臣は(0.0.0.9)。

ユメノシルシは天皇賞・春は逃げて最下位だったが、前回の福島テレビOPは後方から追い込んで勝ち、脚質に幅を増した。
逆に言えば同様な展開になるかどうか、吉田豊がどう乗るかがカギとなる。

安藤勝己騎乗で人気になりそうだが、目黒記念好走のアドマイヤモナークが叩き3戦目。
1番枠だが馬場の悪いインに入らなければ、渋った馬場は得意そう、岩田→安藤勝己は(1.5.3.20)だから、期待されるほどに好績ではないが…

福島で2戦2連対がフォルテベリーニ、前走崩れたがこの程度のメンバーなら掲示板にはくる。

ニホンピロキースは脚質転換して成績が安定してきた。
宝塚記念に登録をしたほどだから状態は良いはずだ。
ストーミーカフェとの兼ね合い次第では。

実力差のない低レベルのハンディ戦で自信はないが、夏馬っぽいイメージのニホンピロキースから入ってみたい。
昨夏の小倉記念は3着で3連単100万馬券の主役になった。

馬連:9=10
   1=10
   8=10

3連複:10通り
   10中心1.8.9.12.14

【プロキオンステークス】
2007年 7月8日(日) 阪神11R 発走 15:45
サラ系3歳上/○国際○指/オープン/別定/1400/ダート右回り

Proxi.gif

人気を集めそうなワイルドワンダーはコーラルS、アンタレスSと連勝、近況から3勝した1400メートルなら堅軸という気はするが、岩田から蛯正への乗り替わりは嫌味な材料。とはいうものの久保田貴厩舎の主戦は蛯正で、昨年の1月以来の成績は(10.2.7.20)で悪くはない。
キクノアローヤメイショウトウコンを破った能力は素直に評価するべきかも知れない。
蛯正がぼやっとして大外をぶん回ったりしない限りはなんとかなるはずだ。

リミットレスビットはダート1400メートルは7戦3勝、右回り(10.5.3.9)に対して左回りは(1.0.3.7)。
前走は左小回りの浦和だった。
8歳馬だが、馬体に衰えは見られない。
豊との相性は(2.3.1.1)。

逃げそうなのが久々のサンライズキング。
プロキオンSはこれが3度目の挑戦で、昨年の京都が3着、一昨年の阪神は2着だった。強力同型も見当たらないので展開次第では侮れない。
  
愛知のキングスゾーンは前走さきたま賞でメイショウバトラーとアタマ差の2着でリミットレスビッドには先着している。
主力が差しタイプなので展開に恵まれれば穴。

ボードスウィーパーは全7勝が1400メートル。
OP特別だとそこそこのくるが重賞ではちょい足らずのイメージ、前崩れにならないときつい。

久々だが主力より前で競馬できそうなドンクールが穴、デビュー後ダートで5連勝した素質馬でもっぱら中距離を使われてきたが、1400メートルは(1.1.0.0)だから短距離適性はあるかもしれない。

メイショウサライは17ヶ月ぶりでは?
むしろツムジカゼか。

いずれにせよワイルドワンダーの周辺から行く馬はあまり買いたくない。
サンライズ、メイショウなどもオッズ次第では注。

馬連:1=14
   8=14
   14=15

2007年07月06日 23:48| 個別ページ

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