UK Jazz Dance Gems - Tomi the Jazzy Monk
第69回 Manhattan Focus/ S/T / Electric Bird
Manhattan Focus/ S/T / Electric Bird (SKS 8007)

ニューヨークの若手アーティストと日本の若手ミュージシャンの共同作業によって生み出された本作は、全篇に渡ってアコースティックで爽やかなクロスオーバー・サウンドを目指している。
メンバーは、アメリカ側がHorace SilverのバンドにいたTom HarrellとBob Berg(ts)に、Miles Davisのバンドに入って一躍脚光を浴びたAl Fosterを含め6人。
日本側からは、今も現役でトップ・ベーシストとして活躍する鈴木良雄に、ギターの増尾好秋。そして、ラテンの得意な菅野邦彦という取り合わせ。
この時代のフュージョンといえば、エレクトリック・ギターがギンギンのロックなイメージがあるが、そんなことは全くなく今の時代でも抵抗なく受け入れられるような素直な音が特徴だ。
ほとんどの曲が合格点以上。ミドル・テンポの渋い曲想の「Hocus-Pocus」に、菅野による楽しげでアップテンポな「Para Joe Busco」と「Obligado Voce」。さらには、Bob Berg作曲のスピリチュアルな「Amazon」。アフロ・ロック的なリズムに、モード手法を使った斬新さがすばらしい。
そして、あえて1曲選ぶなら私はドラムのAl Foster作の「Mixed Roots」。リズミックなラテン調の曲で、凝った構成のテーマがおもしろい。Bob Berg、Tom Harrellのソロが聴ける。
2007年07月28日 17:11
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://crossroad-kbp.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/252

