ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第68回 札幌記念/札幌2勝で適距離のマツリダゴッホの減点材料が少ない
サイレントプライド、サクラメガワンダー、マツリダゴッホが横並びの人気、どれが勝ってもおかしくはない。アドマイヤフジ、エリモハリアー、フサイチパンドラ、ディアチャンスあたりも差がなく売れていて定量の重賞としてはきわめて難解だ。
イキの良い3歳馬でもいれば、将来性含めて期待という買い方もできるのだが、いずれも4歳以上の古馬で帯に短し襷に長しというメンツ。
馬フル騒ぎで2週間延びた仕切り直しの重賞で、調整過程も問題になる。
今回ダメでも秋にこだわりが残るような馬の出現を期待したいのだが、二戦級によるローカル札幌の一発勝負といった趣で、昨年のアドマイヤムーンのようにここをステップに出世するような馬は見当たらない。
それでもキャリアの浅い2歳の重賞などにちょっかい出すよりはマシだろう。
【札幌記念】G2
2007年9月2日(日) 札幌 9R 発走 15:25
サラ系3歳上/○混○特指/オープン/定量/2000/芝(右回り)

サイレントプライドは実績的にはハンディ重賞の入着級の馬で重賞勝ちはない。
今春1600万下を勝ち上がって重賞を3戦したが(0.1.1.1)という成績、それぞれの勝ち馬はピカレスクコート、ブライトトゥモロー、エイシンデュピュティあたりだから二戦級のオープン馬、前走は1600万下への降級戦で相手に恵まれた。
キャリア12戦で上昇余地はあるかも知れないが、一戦級と手合わせしたことがないので人気ほど高評価はしたくない。
これに比べるとサクラメガワンダーは出世の登竜門であるラジオNIKKEI杯2歳Sを勝って3歳時はクラシック戦線を歩き皐月賞、ダービーなどで穴人気になった馬である。通用はしなかったが、長距離輸送が得手ではなかったようで、関西での滞在競馬に比べて東上した競馬はことごとく結果が出ていない。
昨暮から1800メートルの鳴尾記念、マイルの京都金杯あたりを使ったことから判断すると能力的にも天井のようなイメージだが、それまでの後方待機策から一転した先行競馬で好走したのだから、適距離と思われる2000メートルでこの程度のメンバーなら勝ち負けしてもおかしくない。
前走の函館記念は悪馬場に脚をとられていたが、差のない3着で、滞在競馬なら走るというところを見せた。
土曜日、なんとなく不納得な4日間の騎乗停止処分を受けた岩田騎手の奮起どころ、逃げる可能性もある。
マツリダゴッホはかなり早い時期から安藤勝己騎手を確保していた。
3歳時、トライアルの青葉賞、セントライト記念をともに蛯正の拙劣騎乗で棒に振りクラシック戦線に乗れなかったが、1600万下を勝ち上がると、手薄なメンバーだったとはいえ2200メートルのAJCCを圧勝、人気になった2500メートルの日経賞では早めの仕掛けでネヴァブション、トウショウナイトに差された。
天皇賞で見せ場がなかったところから判断すると長距離というより中距離向きなのかもしれない。
札幌はデビューの地で3戦2勝、キャリアからいくとまだのびしろがありそうだ。
アドマイヤフジは数少なくなったディープインパクトの世代のOP馬で、三冠レースすべて使って2回掲示板に上がったことがある。
近走は目黒記念3着、宝塚記念4着、函館記念4着と崩れはしないものの勝つまでの決め手はない。
ただし、宝塚記念は相手が強すぎたし、函館記念はトップハンディだった。
状態は上がっているように思うので軽視はしづらい。
エリモハリアーは函館記念3連覇、函館4勝、札幌2勝という北海道の洋芝向きの馬、前走は人気がなさすぎた。
上がり目は期待しづらいので、勝つまではともかく、サマーボーナスのかかったここはメイチの勝負だろう。
フサイチパンドラは繰り上がりでエリザベス女王杯を勝ったタイトル馬。
ただその後がJCを使ったり、川崎のダート戦を使ったり、マイルを使ったりとなにを狙っているのかわからないような使い方。
札幌記念が予定通り行われていたら、クイーンSから連闘をかけるつもりだったらしい。前走のパドックなどを見ているといい頃の雰囲気ではなかったので、2週間の延期は好材料かもしれない。
ディアチャンスもクイーンS3着から連闘で臨むはずだった。
それだけ充実しているということなのだろうが、メンバーはだいぶ強化した。
別定戦で8歳馬だが北海道得意のファストタテヤマの食い込みも一考の余地。
それにしても何が主導権を取るのだろうか。
典型的な逃げ馬不在でだからペースは上がらないように思う。
馬連:マツリダゴッホ=サクラメガワンダー(15倍)
マツリダゴッホ=エリモハリアー(28.7倍)
マツリダゴッホ=アドマイヤフジ(18.3倍)
3連単フォーメーション(9通り。146.8~649.4倍)
1着 13
2着 9.11.5
3着 9.11.5.16
2007年09月02日 08:23| 個別ページ
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