ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第69回 セントウルS/秋期飛躍の見込めるアイルラヴァゲインに期待
サマースプリントシリーズの最終戦で、スプリンターズSの前哨戦という側面も併せ持つ。昨年はシーイズトウショウが勝ってサマーチャンピオンとなり5千万円ボーナスを獲得したが、スプリンターズSは購買額11万円の豪州馬テイクオーバーターゲットに手もなくひねられた。デュランダル以降日本の短距離界に一流馬はいない。
昨年のスプリンターズSは、勝ったテイクオーバーターゲット以外に香港の短距離王サイレントウィットネス、英国からレザーク、ベンバウンと4頭の外国調教馬が参戦したが、今年はインフルエンザ騒ぎもあって外国馬の参戦はない。
JCだって外国馬の確保は難しかろう。
外国馬の参戦に興行的な価値があるかどうかはわからないが、秋期G1に逆風が吹いていることはたしかだ。
せっかくパート1国に昇格したというのに皮肉なことである。
そんな時期、大井の内田博幸騎手が3000勝してJRAの騎手試験を受けると宣言した。
昨年まで移籍はしないと言っていたのだが、馬主資格を取得したドバイの要請があったのかも知れない。
しかし、南関にとっては痛手だろうな。
客を呼べる数少ない…というより唯一の騎手である。
低落一途の南関が影響を受けざるを得ないのは気の毒だが、胴元のJRAとしてはのどから手が出るほどほしかったはずの騎手である。
ファンが信頼する騎手は売り上げに寄与する。
蛯正でおずおず買う有力馬でも内田なら万単位で買える。
試験をするなど無礼千万、三顧の礼で迎えなければならない騎手である。
利害関係のある美浦のへぼ騎手どもにとっては、目の上のたんこぶにちがいない。
騎乗馬と勝ち星をどれだけさらわれるかわからない。
ウチパク、あのやろう! という怨嗟の声が聞こえてきそうだ
マスコミが使うウチパクは美浦あたりでの蔑称だったにちがいない。
豊さんの活躍の場はますます狭まるだろう。
【セントウルステークス】G2
2007年9月9日(日) 阪神 11R 発走 15:45
サラ系3歳上/○国際○指/オープン/別定/1200/芝(右回り)

アグネスラズベリはキーンランドCで51キロと軽い3歳クーベルチュールに0秒1差で屈したが、軽い熱発明けだったことを考えると好走といってよい。
牝馬にとって札幌から輸送して中1週というローテーションは楽ではないが、昨年のシーイズトウショウは同じローテをこなして5000万円ボーナスを獲得し、その後スプリンターズSで崩れた。
不確実なG1タイトルより目先のオカネ、勝てばスプリンターズSの1着賞金より高い1億1千万円が入る。
だから勝つというほど競馬は甘くはないが、勝負がかりの参戦であることはたしかだ。
NHKマイルC3着、マイルCS5着のキンシャサノキセキにとって1200メートルはデビュー戦以来の距離で、かならずしも適距離ではない。
南半球生まれで晩生というイメージがついてまわるせいか、買い被られているが実績的にはオープン特別しか勝っていない。
先行き大きなところを狙うためには賞金を加算したいところだが、阪神との相性も疑問。
アイルラヴァゲイン2歳時1200メートルで1分7秒8を記録したスピード馬。
キンシャサノキセキと同じくNHKマイルC3着、世代は違うがレースレベルは同じようなものだった。
獲得賞金が足りず使いたいレースを使えなかった馬だが、今春重賞オーシャンCを勝って、どうにか思い通りのローテが組めるようになった。
前走は新潟の直千だったが、スピードを生かしたいこの馬には馬場が悪かった。
マイルよりはスプリント適性が高いと思う。
メイショウトッパーは1200メートル5勝のスペシャリスト、初重賞挑戦の前走は馬場の悪い内を走らざるを得なかった。
昨年のスプリンターズS2着のメイショウボーラーの下で、まだ奥があるかもしれないが実績からは1600万下を卒業したばかりである。
高松宮杯を勝ったオレハマッテルゼがスプリント実績ではいちばん。
久々に8戦3勝2着3回と相性のいい豊さんを迎えた。
昨年4月以来勝ち星はないが、今春復調気配を見せた。
高松宮杯も京王杯も恵まれという面があったので過大評価はしたくないが追い切りでも動いているようなので穴と狙っておもしろいかもしれない。
アルーリングボイスは2歳時4連勝という早熟タイプ、前走が久々の連対だが52キロで得意の小倉、好走条件は揃っていた。
55キロは楽でない。
3歳牝馬のカノヤザクラは前走の50キロから3キロ増量された。
桜花賞は相手も強かったし万全の状態ではなかったが、2歳時京都でレコード勝ちしたようにスピードはある。
フサイチリシャールは朝日杯FSの勝ち馬、3歳春はクラシックを窺いトライアルを2度使い皐月賞、NHKマイルC、ダービーと酷使しまくった。
マイル~2000メートルで大事に使えば相当走ったはずだが、強欲オーナーの懐事情でダートを使って凡走すると、距離を縮めて阪神C1400メートルを使い、なぜかここを勝った。その後ドバイに遠征してダートのマイル戦を使い6着、帰国後1400メートルの京王杯が5着、そして前走がはじめての1200メートルで12着、昔の名前で出ていますというだけの馬になってしまった感じである。
夏場休んでリフレッシュしているかどうか。
手薄なメンバーで信頼感のある馬はいないが、勝ち馬、2着馬はおそらくこの中にいる。
中2週のスプリンターズSが目標だろうが、スピードのあるアイルラヴァゲインを中心に狙いたい。
馬連:6=8(48.9)
6=15(68.3)
6=16(14.8)
【京成杯オータムハンデキャップ】G3
2007年9月9日(日) 中山 11R 発走 15:35
サラ系3歳上/オープン/ハンデ/1600/芝(右回り)外回り
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こちらも一筋縄では収まらないメンバー。
一番人気がキングストレイルとはおどろいた。
かつて長期休養明けでセントライト記念を勝ったことがあるが、その後サッパリでいまやせいぜいオープン特別級の馬。
ま、重賞といってもフサイチアウステルやピサノパティクが相手だったので程度は低かった。
藤沢、SSというとゼンノロブロイを思い出すが、あらかたは張子の虎で、人気を背負ってドロンするタイプが多い。
逆のタイプがカンファーベスト。
アンバーシャダイ×シンザンだから渋い。
およそ期待されたことのない安馬だから連対するとほとんど大穴、重賞カブトヤマ記念で1着降着になったり、未勝利時にパドックで調教師に回し蹴りくらわしたような気性の悪さがあるが、それがいいほうに出ると走る。
中距離馬だったが、昨年関屋記念でマイルを使い6830円の大穴を開け、フロック視され人気のなかった昨年のこのレースでも2着した。
前走は8ヵ月半ぶりの実戦で16キロ体重を減らし、かなりいれ込みも目立っていたがカンパニーの4着は好走といってよい。
8歳馬だがまだまだ衰えはみせていない。
マイネルシーガルはスプリングS2着、2歳時特別戦を勝ったときにかなりの不利を克服したので注目したいたのだが、皐月賞は相手が強く、NHKマイルCはとんでもない泥んこ馬場だった。
将来性まで考え合わせると、このあたりのメンバーなら置き去りにしてよい。
インセンティブガイは見かけがいいので人気が先行するが、まったくいつ走るかわからないタイプ。
ストーミーカフェは関屋記念で狙った馬で、ハイペースのつらい競馬になりながらよく粘っている。
1800~2000メートル主体に使われていたが、朝日杯FSで2着だったように、この馬の適距離はマイルである。
今回勝春から剛に替わったので人気がないが、障害ジョッキー田中剛は腕っ節の強い騎手で地味だが下手ではない。
ハナ行けば好勝負は間違いなかろう。
朝日杯FSでストーミーカフェに勝ったマイネルレコルトは、以来勝ち星がなく長期間低迷している。
早熟だったのかも知れない。
相手が下がってたまに3着という程度の成績はあるのだが、格上という雰囲気はなくなった。
グレイトジャーニーともども3着候補。
馬連:3=12(25.9)
5=12(31.6)
3=5(23.4)
オッズは午前8時30分現在
2007年09月09日 08:51| 個別ページ
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