ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第70回 セントライト記念/古馬との対戦で力をつけたマイネルダイナモに期待する
トライアルの季節になった。レースのレベルとか価値は桜花賞馬ダイワスカーレットとオークス2着馬ベッラレイアが対戦するローズSだろうが、波乱の余地は少ない。伏兵台頭の可能性はセントライトのほうが高い。
春の主役は確実視されたオークスを捨ててダービーを圧勝したウオッカだった。
そのウオッカを桜花賞で破ったのがダイワスカーレット、四つ相撲での完勝だったので、「ウオッカのダービーでこの馬の強さを再認識した。正直ここでは負けられない」という安藤勝己の言葉は希望的な観測ではない。
牝馬戦線はトライアル段階からウオッカ、ダイワスカーレットがリードして本番でも結果を出したのだから3歳牝馬のレベルは高い。
これに対して牡馬は主役と目されたフサイチホウオーが皐月賞3着、ダービー7着と期待を裏切った。
ライバル格だった弥生賞馬アドマイヤオーラも皐月賞4着、ダービーは3着、このアドマイヤオーラがダイワスカーレットと一勝一敗だったということは牝馬レベルの高さを裏付けていた。
皐月賞を勝ったヴィクトリーは、リンカーンの下という血統馬で、ラジオNIKKEI杯2歳Sの2着馬で能力は見せていたのだから走っておかしくはなかったのだが、気性の悪さとギリギリ間に合ったという印象で人気はなく、無欲の逃走が可能だった。
この馬も含めて牡馬は傑出馬がいない。
皐月賞2着のサンツェッペリン、ダービー2着のアサクサキングスはともに重賞勝ち馬だったが、人気の死角で展開が利した。
一線級の近くにいると思われたローレルゲレイロ、ナムラマースあたりはローカル重賞で通用しなかった。
そんな情勢だけに主役不在。
セントライト記念、神戸新聞杯の内容いかんでは勢力図が大きく書き換えられる可能性もある。
【セントライト記念】G2
2007年9月16日(日) 中山 11R 発走 15:35
サラ系3歳/○混○指/オープン/馬齢/2200/芝(右回り)外回り

3連勝中の重賞勝ち馬ロックドゥカンブとダービー6着のゴールデンダリアが人気を分け合った。
ニュージーランド産馬ロックドゥカンブは遅生まれで、まだ3歳になっていない。
そのぶん上昇余地が見込めるのと、54キロで出走できるので期待度は高い。
ラジオNIKKEI賞は52キロの軽ハンディ、一線級といえば56キロ背負った牝馬のイクスキューズくらいだったのでハンディと相手に恵まれたと言う面はあった。
南半球馬は晩生ということで、ある程度走ると期待過剰になりがちだが、ヴリル、キンシャサノキセキのようにOP寸前で止まってしまうタイプが多い。
疑ってみる手もある
ゴールデンダリアは年明けのデビュー、プリンシパルSを勝ってダービーの出走権利を取った。
春はソエを気にしていたのと、かならずしも完調で臨んだダービーではなかったがメンバー中3位の上がりで6着と力走した。
着取りに徹した乗り方だったが、ここで通用するだけの力はある。
シグナリオはまだ一線級との対戦はない。
4戦2勝2着2回、2000メートル以上を使われているようにスピードよりも持久力に優れたタイプで菊花賞向きといえるかもしれない。
出走権利を取るためには前で粘って最悪3着に粘り込みたいところ
マイネルダイナモは夏の上がり馬、函館で連勝して前走OPのみなみ北海道Sで52キロとはいえ3着、ファストタテヤマに先着しているのだから、ここで通用するだけの裏づけはある。
2600メートルで連勝したように距離伸びてよいタイプ。
凱旋門賞馬マリエンバードが父、牝系はウオッカと同じである。
以下サンワードブル、メイショウレガーロ、エフティイカロス、クランエンブレムあたりが入着候補。
古馬と対戦で力をつけたマイネルダイナモに期待したい。
連軸評価が妥当かもしれないが、馬券は強気に馬単で攻める。
馬単:3=1(63.6倍)
3=7(56.5倍)
3=14(100.6倍)
【ローズステークス】G2
2007年9月16日(日) 阪神11R 発走 15:45
サラ系3歳/○混 牝○指/オープン/馬齢/1800/芝(右回り)外回り
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ダイワスカーレットの能力は説明するまでもない。
本番を考えて後方からベッラレイアの脚を測るような乗り方さえしなければ、取りこぼしはない…かな。
ベッラレイアはオークスでダイワ、ウオッカにはまるで歯の立たなかったローブデコルテに負けたが、馬ごみをさばいた内容には成長が窺えた。
今回から主戦秋山が下ろされて武豊の騎乗、そのぶん妙味はなくなったが末脚の切れはダイワに劣らない。
レインダンスは春の実績では上記2頭に足らないが、今夏500万と1000万を連勝した。
斤量的に勝って当然のようなレースだったので3着までという感じだ。
ならばピンクカメオ、輸送競馬がまるでだめなのか、蛯正と手があわなかったのかわからないが、阪神で凡走を繰り返し、NHKマイルCで内田に変わったとたんに牡馬を下す大好走、2歳時から馬っぷりが際立っていたので再々推した馬だが、見限ったとたん大穴を開けられた。
ついでに使ったような、中1週のオークスでも能力の片鱗はみせている。
忘れな草賞勝ちのザレマは、あまりの垢抜けなさにオークスのパドックではのけぞった記憶がある。
ランペイア、ハロースピードあたりは3着程度なら。
3連単: 5-1-4(57.5倍)
5-1-10(57.7倍)
5-8-4(417.6倍)
5-8-10(511.1倍)
5-8-1(54.6倍)
オッズは当日午前10時30分現在。
2007年09月16日 10:51| 個別ページ
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