CROSSROAD

ブログマガジン by K&B publishers

« トップページ

ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一樋口榮一

第73回 毎日王冠/打倒アドマイヤムーンを期すダイワメジャーが負けられない相手

天皇賞・秋へのステップレース。昨秋はダイワメジャーがここから始動し、天皇賞、マイルCSと3連勝した。今年も昨年同様、安田記念、宝塚記念を使っての臨戦、59キロ、インフルエンザによる帰厩遅れと懸念材料が皆無ではないが、相手は昨年と比べるとだいぶ軽い。ここが目標でないにしても、40億円でドバイに転籍したアドマイヤムーンを倒すためには足踏みなどできないところだ。

アドマイヤムーンに40億円の価値があるかどうかはさておいて、日本の馬主資格のほしかったゴドルフィンは、障害だった近藤利一と社台グループを懐柔する手土産として破格の額をオファーして馬主資格を取得した。
もともとセリで1600万かそこらの馬だから、いやも応もない。
近藤側はトレードの条件として天皇賞・秋への出走を申し出た。
願わくば自分の勝負服で出走させたかったのだろうけれど、結局アドマイヤムーンはマツパク厩舎所属のままゴドルフィンブルーの勝負服で天皇賞・秋を使う予定である。
ダイワメジャーはこのアドマイヤムーンと1勝2敗、昨秋の天皇賞で勝ち、ドバイデューティフリーと宝塚記念で敗れたが、アドマイヤムーンを倒す可能性のある馬である。
秋の競馬を盛り上げるためにも、ここはダイワメジャーらしい競馬を期待したい。

【毎日王冠】G2
2007年 10月7日(日) 東京 11R 発走 15:35
3歳以上(国際)(指定)オープン別定 

Mainichi.gif

ダイワメジャーはもはや6歳。
皐月賞を勝ってからスランプが続いていたが、のど手術以降、距離対応力のあるマイラーとして安定した成績を残すようになった。
前走の宝塚記念がマイナス16キロで12着という思いもよらない惨敗だったが、これは出張馬房の騒音がひどく、満足のいく調整が出来なかったためである。
道悪もマイナス材料だった。
位置取りもいつもより後の中団の前、4コーナーで内に入れたがのめっていた感じで少しも前に進まなかった。
移動禁止による1週間の帰厩遅れは、調整期間が約1ヶ月あったわけで、前週、前々週に使った馬ほど気にしなくてよさそうだ。
59キロは初めて背負う斤量だが、ハンディ戦ならともかく別定戦で他が軽くないぶん大きなマイナスとはならないはずである。

安田記念2着馬のコンゴウリキシオーは昨年あたりまで2000メートル前後の中距離 を使われていた馬だが、今年はマイラーズC(阪神)で、阪神外回り1600メートルをレコードで逃げ切り、安田記念も平均ペースの逃げでダイワメジャーにクビ差の2着。
父ストラヴィンスキーはスプリンターだったので、頭打ちの時期にダートなど使って回り道せずに短めの距離を試したほうが出世は早かったろう。
1800メートルは3戦3勝だが、ダイワメジャーの格好の目標になるのと、ストーミーカフェあたりがなにが何でも行きそうなので、競馬の仕方はやや難しくなる。
この馬もダイワ同様足止めをくった馬で、追い切りがパッとしないというあたりがどう出るか。

上がり馬は何頭かいる。
ブライトトゥモローはこの春の新潟大賞典が重賞初勝ち、その後エプソムC2着、朝日CC2着と好走している。
それぞれ相手はサイレントプライド、エイシンデピュティ、インティライミだから二線級の上といったところだが、差し馬がコンスタントに力を発揮できるようになったのは力をつけた証、ことに前走大外に出してからの伸び脚は目立った。。
左回り巧者で4戦3勝2着1回、スローになりそうもないここは展開が向きそうだ。

エイシンデピュティはエプソムCでブライトトゥモローに勝った。
大外を回ったブライトトゥモローに比べると、前に位置してコースロスはなかった。
目下のところ、1600万下、OP特別、エプソムCと3連勝中、相手なりに走るのがセールスポイントである。
決め手鋭く思い切った競馬をしそうなブライトトゥモローに一日の長があると見るが、大きな差はない。

札幌記念2着のアグネスアークは、藤田フサイチパンドラの絶妙の逃げを捕らえられなかったが、前残りの流れを馬群を割って追い込み、その後オールカマーを勝ったマツリダゴッホに先着している。
デビューから1600万下までノンストップで4連勝、1600万下ではエイシンデピティを下している。
キャリア7戦目で重賞で勝ち負けするのだから、素質はブライトトゥモロー、エイシンデピュティ以上、小ぶりな馬で目立たないが、休養明け3戦目となるここは上積みが見込める。

新潟記念2着のトウショウヴォイスはユメノシルシと2分の1馬身差、ただしハンディは52キロと恵まれたし、レースレベルも札幌記念、朝日CCなどに比べると落ちる。

8歳馬ということが盲点のカンファーベストは、復帰した関屋記念ではカンパニーの4着、相手が強すぎたのと、16キロと大きく体重を減らしていた。
その後、京王杯は12キロ体重を戻して好気配、キングストレイルに敗れたが、以前ほどいれ込まないようになり、状態は最高だった。
毎日王冠は03年の4着以来、デビュー以来ここが40戦目となるが衰えはない。
勝ち負けはともかくとして3着くらいはあってもおかしくない。

買って妙味のあるのは馬単で、

1=8(14.3倍)
1=6(13.6倍)
1=11(48倍)

くらい。
コンゴウ、ブライトの3着期待。


【京都大賞典】G2
2007年10月7日?) 京都 11R 発走 15:45
3歳以上(国際)(指定)オープン別定

Kyoto.gif

女傑スイープトウショウの回避でいささか寂しいメンバーとなった。
ここで天皇賞・秋を窺えるのはインティライミくらい、ポップロック、デルタブルースは予定していた豪州遠征が不可能になっての参戦、距離適性でいうと、おそらくこの後はJC、有馬記念あたりの狙いだろう。

インティライミは前走の朝日CCが実に2年4ヶ月ぶりの勝ち、ディープインパクト世代のNo2としては長い低迷であった。
脚部不安などあって納得のいく仕上げが出来なかったせいかもしれないが、ダービー以降10戦して(1.1.2.6)の成績は不甲斐ない成績だったというしかない。
朝日CCはメンバーにも恵まれ、どこからでもスパートできるこの馬向きのスローの流れだった。
3歳時の実績からも今回フルマークの本命となっているが、それを裏付けるだけのレースではなかったと思う。

実績からすれば昨年のメルボルンCで1、2着したデルタブルース、ポップロックが上位だ。
ことに2着のポップロックは帰国後、有馬記念がディープインパクトの2着を皮切りに、今日と記念がアドマイヤムーンの2着、ドバイシーマクラシックは6着と敗れたが、目黒記念を勝ち、宝塚記念もアドマイヤムーン、メイショウサムソンの3着と好走した。

逆に1着馬デルタブルースは有馬記念6着、阪神大賞典4着、天皇賞春12着といいところがない。
本調子になかったのだろうが、得意の長距離戦でこの成績は国際G1を制した馬らしからぬもの。
3歳の菊花賞以降期待した馬なのだが、この馬の国内成績は以降12戦して(1.0.3.8)とインティライミ同様期待外れ、もちろんインティライミよりは強い相手と戦っているのだが、豪州の国際G1で見せたような先行力で相手をねじ伏せるという競馬はやっていない。
速い脚がないので先に行って粘るほうが持ち味が生きる馬。
ステイヤーズSくらいの相手なら好位差しでなんとかなるが、一線級相手でその手は通用しない。
大きな期待はかけられないかも知れないが、騎手が若手川田に替わって開き直った騎乗が出来ればまだ見限れない。

トウショウナイトはG1では入着級、G2では複勝圏内の馬だが、決め手がないので重賞タイトルはアルゼンチン共和国杯だけである。

ファストタテヤマはここがラストラン、走れば穴というタイプの難しい馬で、昨年のこのレースはスイープトウショウの2着、7番人気でトウショウナイト、インティライミには先着している。

人気はポップロックとインティライミで2分。

妙味馬券は

3=2
3=1

インティライミが3着というあたりの組み立て。


オッズは土曜日10時30分

2007年10月06日 22:21| 個別ページ

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

http://crossroad-kbp.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/268

K&Bパブリッシャーズの本

 

So What

山口冨士夫 著
(書籍)So What
伝説のロックバンド、村八分、ティアドロップスのギタリスト、山口富士夫の著書として、長年の間、ファンが血眼になって探してきた激レア本が、装いも新たに復刊!法政大学の学祭・いのちの祭りと、未発表ライブ映像を満載した特典DVD付!幾多のバンドを渡り歩いてきた孤高のロッカーの魂がここにある!
大好評発売中!
 
 

村八分

山口冨士夫 著
(書籍)村八分
かつて日本のロック界を、すさまじい速度で駆け抜けたジャパニーズ・ロックの先駆的バンド村八分。そのギタリストであった山口冨士夫が、 「村八分」を語り下ろし。ロックファン待望の書!中島らもの書き下ろし小説と新しい音源から採集したベスト8曲入りのCD付!大好評につき、再度の大量増刷決定!
大好評発売中!
 
 

筋肉少女帯自伝

大槻ケンヂ・橘高文彦・
本城聡章・内田雄一郎 著
(書籍)筋肉少女帯自伝
遂に待望の復活を宣言した筋肉少女帯。前身、ドテチンズ結成から、ナゴムでのブレイク、武道館公演、人気絶頂期の活躍ぶり、突然の活動凍結の理由、8年間の沈黙を打ち破る再始動に至るまで…。大槻ケンヂをはじめ、公式メンバーが筋少のすべてを語り尽くしたファン垂涎の書が刊行!激レアな未発表音源を収録したCD付!
大好評発売中!