ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第75回 菊花賞/負けて納得のトライアル、ヴィクトリーのロングスパートに期待
秋華賞は順当というか、トライアル1、3着馬で決まった。期待したダービー馬ウオッカはそれなりの競馬はしたが、順調さで劣っていたということだろうか。菊花賞はウオッカの影も踏めなかった面々Vsロックドゥカンプという構図。
昨年、一昨年はメイショウサムソン、ディープインパクトという主役がいた。
今年の牡馬クラシック戦線はオムニバス映画のような趣でつかみどころがない。
サンツェッペリンとかアサクサキングスなど脇役の活躍にも泣かされた。
【菊花賞 JPNI】G1
2007年 10月21日(日) 京都 11R 発走 15:40
3歳/○指/オープン/馬齢/3000/芝・外

そんな情勢だから、ラジオNIKKEI賞、セントライト記念を連覇して4戦全勝のロックドゥカンプに期待がかかる。
今年3月デビューで9月生まれのニュージーランド産馬だが完成度は高い。
デビュー時から26キロ体重を増やしているのが成長のあかし、セントライト記念は12キロ増の504キロでの出走だったが、太いという感じはまったくなく、ひときわ目立つ馬体だった。
デビュー戦が好位差し、2戦目は道悪競馬だったが先行策から控え中団から差し切り、ラジオNIKKEI賞はスローに近い流れを3角からのロングスパートで勝ち、セントライト記念は前半1000メートル通過が59秒1という緩みない流れを先団5~6番手のインから危なげなく抜け出した。
どんな流れにでも対応できる自力型だからこそ出来る芸当でレース展開に左右されたことはない。
阪神、中京、福島、中山と違う競馬場で毎回ほぼ等間隔の勝ち方、底を見せていない。
トップクラスとは未対戦だが、セントライト記念で完封したのがダービー6着馬のゴールデンダリアで、ダービーでドリームジャーニーとクビ差だったのだから一線級とは差がなかろう。
遅生まれで2キロのアドバンテージもある。
…とここまでがロックドゥカンプのセールスポイント。
折り合いはいい馬だが、問題があるとすれば人馬ともに経験のない淀の2度の坂越えかも知れない。
皐月賞馬ヴィクトリーの神戸新聞杯は、皐月賞、ダービーより煩く発汗も目立っていた。レース内容は好位のインで折り合いをつけようとする岩田の指示にはおおむね従っていたが、BSでかかりかるような素振りを見せ、直線絶好のポジションにいながら前を走るアサクサキングスを捕らえられなかった。
出遅れたダービーを論外とすれば、気性に問題ありとされるわりにはコンスタントに走っている。
皐月賞、ダービーで見た馬の中では、これがいちばん形の良い馬だった。
おそらく3000メートルという長丁場を意識した前走だがそれなりの収穫はあったような気がする。
3角下りあたりからのロングスパートに期待。
半兄リンカーンは菊花賞2着だったし、騎手の岩田はデルタブルースでこのレースを勝っている。
騎手が替わったとたんに走ったのが神戸新聞杯のドリームジャーニーだった。
エビさまでは弥生賞3着、皐月賞8着、ダービー5着。注文通りの競馬になったにせよ、この馬、力あったんだよなと思い起こさせたのは豊とエビさまの差。
弥生賞は中団につけたが1Cで外に膨れ、4角では中を割ろうとしたら内からアドマイヤオーラに寄られ、外からココナッツパンチにかぶせられて脚を余した競馬だった。
皐月賞はゲートが悪くどん尻を追走、フサイチホウオーすら届かなかった競馬をさらに後に位置したのではどうすることも出来ない。
ダービーは意図的に後方に下げ、4角で大外をぶん回し辛うじて掲示板に載ったがバテた馬をようやく交わしただけだった。
開いたかどうかはわからないが、内をつけばもう少しいい結果が出たような気はする。
豊が懸念するように展開が向くかどうかだが、ここはアサクサキングス、ヴィクトリー、ホクトスルタンなどの先行タイプにサンツェッペリン、ロックドゥカンプが加わる。
先行馬の作り出すペースいかんでは再度のチャンスもあろうが他力型の馬ゆえあまり買う気にはなれない。
アサクサキングスは皐月賞、NHKマイルC惨敗後、逃げたダービーが2着、宝塚記念は
4角手前で戦意をなくし、神戸新聞杯は調教不足で体重を10キロ減らしながら好位で粘りドリームジャーニーにくらいついていた。
常識にかからない意外性のある馬で、決め手はないが耐久力はある。
昨暮れから買い続けたフサイチホウオーを見限るべきかどうか迷っている。
敗れて強しという皐月賞後ダービーは凡走、神戸新聞杯はまるで見せ場がなかった。
状態はダービーのときよりアップしていたので意外だった。
ダービーも神戸新聞杯も2400メートル、流れの緩いダービーより、厳しかった神戸新聞杯で着順を下げていたということは距離適性?
マイラーっぽい体型なので2000メートルくらいまでが守備範囲なのかも知れない。
しかし、4連勝時に見せた勝負根性には非凡なものがあった。
凡走因が気性の悪さによるものであれば生き返ってもおかしくはない。
それにしてもずいぶん人気が落ちた。
京都大賞典でインティライミ、ポップロックに次いだアルナスラインは、休養前のすみれSでベッラレイア(3着)、フィニスティール(2着)あたりに先着している。
京都大賞典のレースレベルは決して低くはなかったので注目。京都大賞典をステップに菊花賞で勝ったのはセイウンスカイ(京都大賞典1着)、連対したのがテイエムオペラオー(同3着)。
その他では条件馬だが神戸新聞杯4着のホクトスルタン、勝負強そうなデュオトーンあたりがマラソンランナーっぽい。
ことに3歳6月デビューのデュオトーンは、前走の兵庫特別がわずか5戦目、4角での不利をものともせずに差し切った内容に見るべきものがあった。
ロックドゥカンプかヴィクトリーか迷うが、タイトル馬に敬意を表してヴィクトリーを上位とみる。
馬連:4=18
:11=18
:12=18
:14=18
:4=11
:4=12
:4=14
3連複:18軸、相手4.11.12.14.17(10通り)
2007年10月20日 01:04| 個別ページ
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