ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第77回 アルゼンチン共和国杯/左利きチェストウイングが恵ハンディ
天皇賞はひどいレースだった。スタート直後にマツリダゴッホがボンネビルレコードの進路とポップロックの進路をカット、そして直線、まずコスモバルクがよれてカンパニーの進路を妨げ、バルクの動きがエイシンデュピティの斜行につながり、アグネスアーク、シャドーゲイト、ダイワメジャー、アドマイヤムーンは玉突き状態で横っ飛び、半数近くの騎手が「競馬にならなかった」と怒った。
勝ったのは柴山エイシンデュピティが掃除して、ポッカリ空いた中を抜け出た豊メイショウサムソン。
馬券の勝ち負けはともかく、亀田戦を見たあとのような不快感が残った。
もちろん競馬が公正、公平などという建前を信じているわけではない。
落馬、出遅れ、直前取消、レース中の不利有利、やりやらず、などあらゆることを想定しながら馬券を買っているわけで、天皇賞だからといって大金を投じたわけでもないのだけれども、これほど勝者を讃える気持ちになれないレースも少ない。
少なくともチャンスのあった5~6頭は全能力を発揮できなかった。
不利を受けなかったとしてもダイワメジャー、アドマイヤムーンの場合は、かなり外を回らざるを得なかったので勝てかどうかはわからない。
直接の被害馬であるアグネスアークは態勢を立て直してから2馬身ちょいのところまで来ているので、スムーズだったらどうだったろうか。
台風のおかげで重を想定してしたので、当欄でアグネスアークはノーマークだったが、馬場が回復すれば話は別だ。
毎日王冠はコースロスのなかったチョウサンに対して外を回るロスがあった馬で決め手、実績ともにチョウサンよりは上で勝つまではともかく十分に狙えた馬である。
くわえて当日の気配が目立っていた。
当日気配を予想に反映させることは出来ないが、このレースで目立っていたのはダイワメジャー、アグネスアーク、メイショウサムソンの順、ポップロック、アドマイヤムーンは悪い状態には見えなかったが、特記するような印象もなかった。
状態??で好走したのは3着のカンパニーくらいで、良く見えた馬がダイワメジャーを除いては上位に来ているから、能力よりも仕上がり状態がものをいったという風にも解釈できるのだけれど、あのアクシデントでレースはぶち壊し、JC、有馬記念などの参考にはならない競馬であった。
【アルゼンチン共和国杯】G2
2007年 11月4日(日) 東京 11R 発走 15:40
サラ系3歳上/○国際 牡・牝○指/オープン/ハンディ/2500/芝(左回り)

18頭中買わなくともいいと思える馬は8頭しかいない。
人気も単勝20倍以下が11頭、1番人気がネヴァブションで5.8倍、オッズはよりどころにならない。
能力は足らないかも知れないが54キロ・チェストウイングに期待する。
状態が万全とは思えない重ハンディ馬相手ならたぶん好勝負、前走オールカマーはまるで人気がなかったが人気のネヴァブションに先着、昨年のこのレースは昇級戦にもかかわらずトウショウナイトからコンマ4秒差の4着だった。
全6勝中5勝が東京というコース巧者にくわえて、最近一皮むけたという印象の吉田隼人騎乗は買い材料、天皇賞アグネスアークの鬱憤を晴らしてくれるかも知れない。
中央場所で重賞を勝っていないがそろそろ。
トップハンディは58キロ・トウショウナイト、重賞そこそこの実力はあるが、京都大賞典の負け方が気に入らない。
使い込んでよくなるタイプで復調途上というイメージだ。
57.5キロのトウカイトリックは、昨秋のこのレースはルメールが乗って5着、鉄砲が走らないというより、抑える競馬を教え込んだレースだった。
春天58キロでメイショウサムソンと同タイムの3着は明らかに最上位の実績。
善臣騎乗で買いづらいが、仕上げに苦労するタイプではなかろう。
使い込んだ方が走るだろうが、ここからという手もあるかも知れない。
人気ネヴァプションは昨秋から春先にかけて大きく成長した感じだが春天で軽度の骨折、仕切り直しとなった前走は追い切り2本で明らかに急仕上げ、好調時に見せる気合乗りもなかった。
2500メートルは3連勝と得意の距離、一番人気といっても配当のない人気馬ではないので無理に嫌うこともない。
下からの馬ではアドマイヤジュピタ、ダンスアジョイ、カゼノコウテイなどが思ったよりも売れている。
3頭の比較では京都大賞典4着のダンスアジョイが上位のような気がする。
迷うときりがないので、チェストウィング、トウカイトリック、ネヴァプションの三頭ボックスだけにする。
馬連:4=11(139.1)
3=11(38.5)
3=4(52.4)
2007年11月03日 19:44| 個別ページ
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