ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第80回 ジャパンカップ/日高の星メイショウサムソンに期待する
夏の馬インフルエンザ騒動以降、天皇賞、エリザベス女王杯とご難続きのJRA競馬。またも陽性馬が出たと思ったら、総力挙げて招致に成功した最大の目玉ディラントーマスが出走を取りやめた。
「馬ウイルス性動脈炎(EVA)の陰性が確認できなかったため、日本への入国が許可されなかった」というが、04年のJCにも遠征経験のあるトップ・トレーナーのA・オブライエンが検疫のルールを知らなかったとは思えない。
本当に使う気があったのかどうか。
このあと香港に行くというから、アゴアシ、ウラガネ? を積んだJRAの気持ちは複雑だろう。
馬券を買うかどうかはともかく、今年の凱旋門賞馬の姿かたちくらいは見たかった。
外国馬は四頭で国際レースとしての体裁は整ったが魅力のある馬はいない。
強いてあげれば中山のJCで大穴の片棒を担いだサラファンのドライスディール厩舎のアルティストロワイヤルくらい。
他馬は11月15日だがこの馬はマイルCSを使うべクラックスと共に11月6日に白井に入り、11月14日から京都競馬場で調整を続けて11月21日に東京競馬場に移動した。
こんな臨戦過程は前例がないので吉とでるか凶かは判断がつかない。
実績はG1・2勝のべクラックスが上位だが、使い詰めで来日したべクラックスよりは、長欠明けを2戦してフレッシュな状態だと思う。
少なくともべクラックスのお供ではないはずだ。
ガイジン騎手、ガイコク招待馬をまったく軽視してもJCらしい興趣がない。
天才といわれる17歳のタラモ騎手の手綱に注目したい。
【ジャパンカップ】G1
2007年 11月25日(日) 東京 10R 発走 15:20
サラ系3歳上/○国際○指/オープン/定量/2400/芝(左回り)

メイショウサムソンの天皇賞はラチ沿いでじっとしていたら思わぬ味方が現われて乱暴狼藉を働き、外を回った有力馬を全部お掃除してくれた。
労せずして勝ったような印象はあるが、かりにアクシデントが起こらなくとも勝ち負けはしたと思う。
宝塚記念以来で一点の曇りもない出走とはいえなかったが、予期した以上の仕上がりで少なくともアドマイヤムーンよりは好状態だった。
使い込んで良くなるタイプで、タフさ、折り合いの良さを併せ持つ。2000メートルだと切れる馬のスピードに屈する場面も想像し得たが2400メートルなら懸念はない。
日高の星よ、がんばれ!
アドマイヤムーンはドバイDF、宝塚記念を勝ったのがウソのよう。ダーレジャパンファームから40億円もの値がついた馬だが毛艶はよくなかったし全体的に寂しい感じだった。2000メートルだからこそチャンスとも思ったが、パドックシグナルは<買うな>。大外で振られたわりに見た目より走ったのだが今回の距離と前回の状態は悪材料。
ダーレジャパンの会長高橋力氏の解任劇はきなくさい。
この馬の将来はどうなるのだろう。
悪馬場でこそと思ったポップロックは、馬場が想像以上に回復していたのでスタート後の不利がなくともたぶんあの程度だったろう。
JC2勝騎手ペリエで距離が延びたのはプラスだが、もう少し時計のかかる馬場が良い。
久々だったポップロックとアルナスラインを京都大賞典で下したインティライミはディープ世代の生き残り、スローの決め脚比べで連勝したが、ペースの緩みそうもないここでどれだけの競馬ができるのか。強いというイメージがないので軽視。
ドリームパスポートは無事ならメイショウサムソンと覇を競っていたはずの馬。使い込まれるよりも久々のほうが走る。
メイショウサムソンとは9回対戦して6勝3敗。
買いづらいときに買わなければ見返りは少ない。
秋華賞、エリザベス女王杯と期待を裏切ってくれたウオッカだが、ダービーの残像はまだ消えない。
11年前に秋華賞を勝ってJCに臨んだファビュラスラフインはシングスピールのハナ差2着だった。
強い3歳牝馬にとってはチャンスの大きなレース、53キロのダービー馬ウオッカが57キロのダービー馬メイショウサムソンを負かしてもおかしくはないですよね。
馬単:メイショウサムソン=ドリームパスポートの裏表
馬単:メイショウサムソン=ウオッカの裏表
馬単:メイショウサムソン=アルティストロワイヤル
馬単:メイショウサムソン=ポップロック
2007年11月24日 12:31| 個別ページ
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