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ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一

第84回 有馬記念/53キロ、キネーン騎乗の3歳ロックドゥカンプの差し切りに期待

人気はメイショウサムソン、ポップロック、3歳牝馬2頭、ダイワメジャーあたりと思っていたのだが、密かに期待していたロックドゥカンプの評価が高い。
2日間短期免許のキネーン騎乗では勝負気配はバレバレ。
秘密兵器にはなりそうにない。そのぶん馬券の敷居を高くすればすむことか

有馬記念 G1
中山 9R 2007年12月23日 発走 15:25
3歳以上/国際/指定/オープン/定量/芝2500メートル

arima.gif

ロックドゥカンプの菊花賞は淀の2度の坂越えを経験したことのない柴山が折り合いを気にしすぎて馬込みに入れたのが不完全燃焼因。
中盤ペースの緩んだ競馬で中団よりも後位置では厳しく、仕掛けも遅くれて脚を余したといいってよい。
レベルが低いといわれる3歳牡馬だがこの馬は別格。キャリア6戦目の遅れてきた青年で天井を見せていない。
JCをスキップした臨戦過程は、昨年の3歳のドリームパスポートやメイショウサムソンよりも好ましい。
馬体から受ける威圧感は古馬に劣らず、南半球産の遅生まれだから斤量は53キロと裸同然で出走できる。
そんなわけだから賞味期限切れみたいな印象の古馬や同斤の牝馬より大きな魅力がある。自在脚のあるこの馬を百戦錬磨のキネーンがどう御すか、潜在能力を引き出す可能性が高いように思う。
空模様が怪しいが重もこなす。

キネーン参戦でプレッシャーがかかるのは同タイプのメイショウサムソンに乗る武豊だろう。
スローのJCは先行策をとっていれば勝ち負けだったはずだが、ウオッカを意識したせいか待機策、前々で競馬したアドマイヤムーン、ポップロックに及ばなかった。もちろん状態がアドマイヤムーン以上だったとは言い難いが、決め手勝負が向いていないこの馬の乗り方として最善ではなかった。
先行馬が多いので展開は読めないが、1番枠ではある程度は前に行かざるを得ないだろう。
目標となることが仇になりはしないか。
2年前英国のインターナショナルSで前で競馬したゼンノロブロイがエレクトロキューショニストに差された。
豊が越えることのできなかった欧州の壁の一人がキネーンだった。
競って強いという底力は認めるが、石橋の乗っていた昨秋からあまり変わっていないという印象もまた事実。

重ならともかく良では足らないと思っていた水掻き馬ポップロックがJC2着。
メイショウサムソンより前々で競馬したペリエの好判断だった。不利のあった天皇賞はともかく、自力でまくった京都記念あたりからレースぶりが違ってきた。
今秋はすでに4走目だが、昨年は豪州を2走してからの転戦でディープインパクトの2着、想像以上にタフである。
メイショウ同様に上がり目は疑問だが、渋り気味の馬場なら浮上の可能性は高い。

JCは最後方からの競馬で流れに乗れなかったウオッカの状態はダービー時と変わりなかった。
直線だけでメイショウの横まできた脚はさすがである。
大外枠は四位が反省せずにJC同様の競馬をするなら不利ではない。
先行馬がやりあう願ってもないような展開だって考えられる。
ただし大飛びの馬だから道悪は疑問。

ウオッカと2勝1敗のダイワスカーレットは、ややかかるようなところがあり、古馬にもまれた経験がないので逃げるような気がする。
コーナー6回の小回りで不安視される距離を克服するかも知れないが、アンカツが騎乗するのでノーマークで逃げるというわけにはいくまい。
一介の逃げ馬とは思っていないがメンバー的には楽でない。

スカーレット兄のダイワメジャーは今秋状態のとくに目立った馬である。
天皇賞は枠番が逆ならメイショウには負けなかった。
マイルCSは勝って当然。
昨年の有馬記念は終始アドマイヤメインの番手を追走、4角で主導権を取る競馬をしてドリームパスポートやメイショウには先着した。
このレースに限っての選択ならアンカツはこっちだったような気もする。

有力どころ以外にもサンツェッペリン、コスモバルク、デルタブルースなど行ってなんぼという馬が多いので先団は天皇賞のようにごちゃつきそう。巧く立ち回りそうな差し馬が有利と見たい。

 ◎ロックドゥカンプ
 ○ポップロック
 ▲ウオッカ
 △ダイワメジャー
 △メイショウサムソン

両ロックを中心に馬単、3連単を組み立てたい。
買い目は工夫して下さい。
うまくいったらウオッカのロックで祝杯。

2007年12月22日 16:43| 個別ページ

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