ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第87回 日経新春杯/展開に左右されないアドマイヤジュピタが主軸
日経新春杯というと名馬テンポイントの悲劇を思い出す。
昭和53年だからもう四半世紀以上前のことである。
有馬記念を勝ち、海外遠征前の壮行試合という意味があったと思うが、ハンディ66.5キロは極量であった。
日経新春杯というと名馬テンポイントの悲劇を思い出す。
昭和53年だからもう四半世紀以上前のことである。
有馬記念を勝ち、海外遠征前の壮行試合という意味があったと思うが、ハンディ66.5キロは極量であった。
今ならディープインパクトが70キロ背負ってハンディ戦を使うようなもの。
たしかに今より選択肢の少ない時代だったが、使わずもがなの競馬である。
骨折で予後不良と診断されたにもかかわらず大医師団が編成され、奇跡の回復が祈願されたが、約90日の闘病生活中に蹄葉炎を発症し衰弱して自然死した。
500キロ近かった馬が350キロくらいまでやせ細ったというから痛々しい。
今でも吉田牧場にある墓に献花に訪れるファンは絶えないという。
近ごろは60キロという斤量ですらめったにお目にかかれない。
このレースでトップハンディの58.5キロを課されたトウカイトリックは回避した。
もちろんレース間隔が詰まっていることも理由だが、だいたい58キロ以上課された場合、出否は五分五分である。
ここはそのトウカイトリックとアルゼンチン共和国杯、ステイヤーズS、万葉Sのいずれかで対戦した馬が主力となる。
【日経新春杯 G2】
京都 11R 2008年01月20日
サラ系4歳上/○国際□指/オープン/ハンデ/2400/右芝/外回り

人気はアルゼンチン共和国杯でトウカイトリックを破ったアドマイヤジュピタだろう。
57.5キロのトウカイトリックとは54キロで3.5キロの斤量差があったが、前々で競馬してインから急追するトウカイトリックを抑えた。
トウカイトリックが休み明けだったのに対して、アドマイヤは、昨夏、1年4ヶ月ぶりの復帰戦を勝ち、その後1000万下の特別を2度使っての格上挑戦だった。
3歳時若駒S、すみれSなどOP特別で好走歴があるので格下感はなかったが、長期休養は骨折のためで、患部にボルトが入っている馬だけにいまひとつ信用しきれなかったが、復帰戦がプラス40キロだったように馬体は成長していた。
有馬記念は使うつもりはなかったろうが、3月のドバイシーマクラシックに予備登録をしているほどの高素質馬で、遠征する気ならここは落とせないところ。
アルゼンチン共和国杯だけのタイトルでは選ばれないだろう。
今回ハンディは57キロで岩田騎乗、前々で競馬出来るし、上がりの速い競馬にも対応できる。
主導権を取って目標になる立場は楽ではないが、一線級のいないここでは主力。
マキハタサイボーグは別定戦のステイヤーズSをまくって圧勝。
軽ハンディ53キロのアルゼンチン共和国杯で9着だから目を見張る変身だった。
たしかにアルゼンチン共和国杯では直線馬群に包まれ行き場はなかったが、トウカイトリックと同斤のステイヤーズSでこれに先着するとは思えなかった。
昇級後宝塚記念以外は勝ち馬からコンマ1秒以内だから走っていないわけではなかったが、キャリア24走目のせん馬で上がり目は感じなかった。
ステイヤー・メジロブライト産駒で3600メートルの距離が味方したのかも知れない。
京都の2400メートルは(3.1.0.4)と得意、昨年は52キロでコンマ3秒差の5着だった。
昨年の1、2着だったトウカイワイルドとトウカイエリートが今年も参戦してきた。
内容的には人気のアドマイヤフジが動かなかったというだけの競馬で勝ちタイムの2分27秒4も平凡だ。
トウカイワイルドは3角最後方まで下げてインを突き差し返すというアンカツの神がかり騎乗、その後OP特別で2着があるだけで重賞では入着もない。
2着だったトウカイエリートは明けて8歳になるが、春の天皇賞でメイショウサムソンから0秒4差の6着。
7カ月ぶりだった前走のアンドロメダSも首差の2着、入着までだろうがトウカイワイルドよりは前にきそうだ。
万葉S組からは2着のダークメッセージと3着のアドマイヤモナークが出走してくる。
勝ったトウカイトリックと着差はクビ、クビだったが、トウカイトリックをじかマークしたダークメッセージと最後方待機で注文つけた感じだったアドマイヤモナークの比較では、勝つ気で乗ったと思われるアドマイヤモナークに強みを感じる。
ステイヤーズS3着はじめとして重賞好走歴のあるアドマイヤモナークに対してダークメッセージはまだ1600万下のご身分、豊が騎乗だが買う気にはなれない。
別線からの馬だが、穴は厩舎が変わって3走目となるオースミグラスワン。
前走の鳴尾記念は1着と0秒1差の5着、メンバー最速の上がり33秒4で4コーナー14番手から追い込んできた。
直線行き場がなく…というよりは毎度のことだが横に広がった大外を回ったぶんのコースロスがあった。
いれ込み馬だが、このところ坂路で快調教、状態は上向いている。
京都2400メートルは上がり最速馬が活躍するのが特性。
2400は2戦着外だが京都コースは9戦3勝2着3回と得意としている。
縦に長いような展開になればチャンス。
前走10ヶ月ぶりの実戦だったグロリアスウィークは、3歳時弥生賞でアドマイヤムーンと2分の1差の2着だった馬で実績は最右翼といってよい。
直線もたれるようなところのあった馬だが、前走は馬群の狭いところで我慢しゴール前だけ伸びた。
変わり身見込めば差がない。
京都が得意かもしれないヒラボクロイヤルも要マーク。
馬連:1=6
:1=13
:1=2
:1=14
:1=9
【京成杯 G3 】
中山 11R 2008年01月20日
サラ系3歳/○混○特指/オープン/別定/2000/右芝

マイネルチャールズ、アイティトップ、ショウナンアクロス、リトルアマポーラの4頭を除いては1勝馬というメンバーだが、1勝馬にもチャンスのある馬がいて一筋縄でおさまりそうにない。
主役格は昨暮れのホープフルSでブラックシェルを破ったマイネルチャールズ。
今開催1週目の福寿草特別の勝ちぶり、相手関係で判断するかぎりブラックシェルはかならずクラシックを賑わすような素材である。
そのブラックシェルとドットコム3頭併せ馬のような形の中を割って競り勝った。
ブラックシェルが最後方から大外をぶん回るという荒っぽいレースだったから恵まれたという印象だが、相手なりに走るしぶとさを見せた。
大物感はないが中山2000メートルは2戦している。
このレースで3着だったドットコムは、時計は平凡だがダートの新馬戦で目を見張るような追い込み勝ち。
前走は初の芝で先行した。
発馬で外の馬とぶつかったのでかかったのかも知れない。
道中はインの3番手で折り合いはついていた。
ゲートのアクシデントがなければ…惜しいレースだったと思う。
マイネルチャールスよりは可能性が高いと思う。
寒竹賞を勝ったアイテイトップは12月、1月に行われた2歳の2000メートルで一番時計の持ち主、初戦はマイルで追い通しだったが、寒竹賞は平均ペースで逃げた馬を後方から難なくとらえた。
ムラなところのあるショウナンアクロスや、嵌った感じのリトルアマポーラよりは、1勝馬が魅力。
ラジオNIKKEI杯2歳Sで先行して5着だったマイネルファルケはいかにも中山向きという走法。
初の右回りだが初戦の新潟で33秒9の上がりを使ったゴールドストレインは前走最後方から大外を回るロスの大きい競馬。
東スポ杯で好馬体に見えたベンチャーナイン、シングンリターンズあたりまで気になる。
馬連:10=15
:10=11
:8=10
:10=16
:5=10
2008年01月19日 17:45| 個別ページ
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