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ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一

第101回 フローラS/シングライクバードのスピード上位だが白毛ユキチャンは大女優候補

ようやくというか、いよいよ東京の開幕週、もう1カ月後はオークスで、6月1日はダービーだ。悪馬場でパワー優先だった中山と違って当面はスピード勝負を期待してよさそう。おそらく活躍するタイプは違ってくる。近況の成績は度外視して穴を狙いたい。

桜花賞は人気馬総倒れの無残な競馬であった。
フィリーズレビュー3着でようやく桜花賞の出走権利を獲得したレジネッタが抜け出し、昨夏の新潟3連勝以来走る気配すら見せなかったエフティマイアが先行して残った。
12番人気と15番人気の組み合わせで、馬連は196630円、3連単は700万円を超す超大穴配当になった。
メンバーが弱かったというわけでもない。優先出走権のない馬の収得賞金のボーダーラインは1350万円だったので、例年よりも粒が揃っていたという言い方も可能である。ただしレースのレベルは高くなかった。私個人は勝つべき馬が、お祭りをやって(調教過剰という意味)すべてがぶち壊しになったという見方をしているので、今年の桜花賞とオークスの主演女優はまるでちがってくると思っている。

フローラSはオークスのトライアルレース。3着までに優先出走権が与えられる。
中2週となる桜花賞出走馬は1頭も登録してこなかった。収得賞金1350万円のポルトフィーノ、デベロッペ、エーソングフォー、ムードインディゴ(桜花賞出走ではなく忘れな草賞の勝ち馬)1050万円のシャランジュあたりは、OP特別で2着権利のスイートピーSを使ってくるのかもしれない。

【サンスポ賞フローラS G2】
東京11R 2008年4月27日
3歳/○混○牝○指/オープン/馬齢/2000/芝

flora2008.gif

このメンバーで収得賞金最高はレッドアゲートの1150万円。出走するためには3着以内が絶対的な条件となる。出走馬18頭中12頭が1勝馬なので、おそらくこの馬やシングライクバードなどフラワーC上位馬が人気にはなりそうだ。

桜花賞10着だったフラワーCの勝ち馬ブラックエンブレムをアタマ差まで追い詰めたのがレッドアゲートである。脚質からすればコーナー4回の中山1800メートルよりも府中コースが向く。掲示板から外れるような馬ではないが、速い時計の裏付けはない。

つばき賞で、若葉S3着のミッキーチアフル、マーガレット賞を楽勝したファリダットなど牡馬を下したシングライクバードに決め手の鋭さを感じる。17番枠が有利とは言えないが、フラワーCは位置取りがレッドアゲートよりも悪かった。中団から中を割ったレッドアゲートに対して、シングライクバードは後方から外を回るという絶望的な競馬だった。それでもレッドアゲートと同じ脚(34秒9)は使っている。追い込み一手だから府中コースは合うと思う。

スピード感のある走りとはいえなかったけれども、ミモザ賞の白毛馬ユキチャンのレースぶりは、インパクトがあった。これほど鮮やかな白毛馬は珍しい。強いか弱いかはさておいて、状態は間違いなくよい。
母のシラユキヒメは無名の白毛馬だったが、モンゴル民話の白い馬…スーホの白い馬のように、ここで好走すれば超人気馬になる要素はある。スピードよりパワーというタイプだが、先行すれば速い馬場でも好勝負だ。

未勝利、フリージア賞と左回り中京で2000メートルを連勝したカイゼリンの母は、もっぱらダートの短距離重賞で活躍したブロードアピールだが、この馬は中距離タイプに出た。2分00秒台の時計は逃げ馬に引っ張られたものではないから額面通り評価していい。

ここ2走重賞掲示板のマイネウインクは、有力馬に比べれば前で競馬できる。展開有利となる可能性は高い。

2戦目で1600メートルのタイムを2秒詰めたアグネスミヌエットあたりの浅キャリア馬よりは忘れな草賞好走のグラーフがよさそう。

◎ シングライクバード
○ ユキチャン
▲ レッドアゲート
△ カイゼリン
△ マイネウインク

【アンタレスS G3】
京都11R 2008年4月27日
4歳上/○国際○指/オープン/別定/1800/ダ

antares2008.gif

フィフティーワナーは前走マーチSが3着、ダートでの連勝が6でストップした。ハンデ戦で初の58キロ、初の中山コース、柴田善臣への乗り替わり、など悪材料が多く悲観するような内容ではなかった。いれ込みが激しかったこともたしかである。今度は3戦3勝の京都。斤量は2キロ減の56キロである。4歳時に1分49秒0という好タイムでこのレースを勝った時と同じ。得意とする軽い馬場なら死角はなかろう。

サンライズバッカスは昨年フェブラリーSを勝った。昨年のジャパンCダートはヴァーミリアンの3着。このメンバーに入れば実績は上位といってよい。川崎記念を取り消し後だが鉄砲は利くタイプ、初の58キロの斤量さえ克服すれば好勝負だろう。

メイショウトウコンは58キロ背負う。決して目立つような馬ではないが、斤量には強く調子の波が少ない。右回りの平たんコースはベスト条件で末脚の切れは一級品だが、前走の弱メン相手の交流重賞勝ちを評価の対象にはしたくない。

ロングプライドはフェブラリーS以来。フェブラリーSは4着でメイショウトウコンには先着しているが、マイルはいささか忙しかった。胴長の体型からも1800メートルのほうが向く。

このところ不振だが京都得意のキクノアローが穴。昨年のアンタレスSはワイルドワンダーの2着でメイショウトウコンには先着している。

現在3連勝中のゲイルバニヤンは昨年12月からにダート路線に転向した。いずれも完勝でオープン入りしても通用する内容である。相手はかなり強くなるが底は見せていない。

フィフティワナーを破ったナナヨーヒマワリは長いこと条件クラスを勝ち上がれなかっただけに前走の好走は意外だった。ハンデ戦で斤量の55キロが恵まれたこともたしかだった。別定戦では勝ち目がなかろう。

◎ フィフティーワナー
○ サンライズバッカス
▲ キクノアロー
△ ロングプライド
△ メイショウトウコン 

2008年04月26日 17:51| 個別ページ

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