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ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一

第103回 ヴィクトリアマイル/6連敗ウオッカが人気だが・・・ニシノマナムスメ中心で波乱を期待

今年が3回目という新設の牝馬限定G1だが、あってもなくてもいいレースのように思う。マイルのG1は安田記念で十分。ヴィクトリアマイルがG1でなければならない理由はない。国際といっても外国馬にも見向かれない現状ではG2 くらいで丁度いい。

昨年はカワカミプリンセス、一昨年はラインクラフトが1番人気で消えて波乱になった。今年はウオッカが1番人気。畏れ多くもダービー馬だから敬意を表したいのだが、ダービー以降国内で5戦して1度も連対がない。それでも前走のドバイデューティフリーで見せ場十分の4着・・なのだから取捨には迷わされる。
牝馬限定戦、得意と思われる府中マイル、定量、と勝つ条件が整っているように思うが、6連敗は運がないだけなのだろうか?
宝塚記念、JC、有馬記念はともかく、秋華賞、京都記念あたりでせめて連絡みくらいしてくれないとダービー馬のご威光も褪せてくる。

【ヴィクトリアマイル G1】
東京11R 2008年05月18日
4歳以上/牝馬/オープン/定量/芝1600メートル

victoria2009.gif

昨秋のウオッカは当初凱旋門賞を目指していたがインフルエンザの影響で満足のいく仕上げができず、秋華賞3着で臨んだエリザベス女王杯は取り消した。その後JCはアドマイヤムーンほか上位3頭とは差のある4着、有馬記念は不利な大外枠だったが11着と大敗した。年明けの京都記念はドバイへの叩き台だったとはいえ、メンバー最速の上がりを使いながら6着だった。現状でのウオッカの実力のようにも思えてくる。アドマイヤオーラ以下勝ってもおかしくない相手だっただけに、3歳春ほどの爆発力はなくなったようだ。
ドバイのメンバーはどの程度だったのだろうか。世界の強豪と呼ぶに相応しい馬だったかどうかが疑わしい。勝った南アフリカのジェイペグは南アのダービー、ギニーの勝ち馬で、ヴィクトリアマイルの日にシンガポール航空国際Cでコスモバルクらと戦う。バルク、シャドウゲイトあたりが勝ったレースで一流の集まる競馬とはいえない。
3着だったアーキペンコ(USA)はマツリダゴッホの遠征した香港のクイーンエリザベス㈼世Cを勝った。これもかつてエイシンプレストンが連覇した程度の競馬でどうというレースではない。ウオッカがドバイで戦った相手がどの程度の力なのかはわかりづらいのだけれど「世界の強豪相手に4着」という言い方が疑いもなく一般的に使われている。
 5月1日に入厩以降、坂路でそこそこには乗っているが急仕上げのような気もする。遠征疲れなどを懸念しなくていいのだろうか。

ニシノマナムスメは着実に力をつけている。桜花賞馬ニシノフラワーの肌にアグネスタキオンでクラシック前から注目されていた馬だが走り始めたのは昨秋以降である。条件クラスを3連勝したあと愛知杯2着、中山牝馬S4着、マイラーズC2着と重賞でコンスタントに走っている。中山牝馬Sは力の要る馬場に殺されたが、マイラーズCでは今が旬のカンパニーとクビ差だった。カンパニーがラチ沿いをソツなく走ったのに対してマナムスメは外を回す強い内容だった。福永が乗らないカンパニーならたぶん安田記念の最有力馬、3キロ差があったが五分の内容を評価すべきだろう。高速馬場の決め手比べならウオッカに遜色はない。

ベッラレイアがこれに次ぐ。昨秋段階でダイワスカーレット、ウオッカとの差はわずかだったと思う。2強ともに出走しなかったオークスでは早仕掛けでローブデコルテに惜敗したが、ローズSではダイワスカーレットと2分の1差、秋華賞は豊が何を考えたか知らないが4角最後方から32秒9の脚を使って大外を追い込んだ。届かないのが当たり前。格下相手の競馬ならともかく、あんなレースならまだ早仕掛けでも秋山の騎乗のほうが納得できる。4月11日からほぼ連日のように坂路で乗り込んでいるので仕上がりに関してはウオッカ以上と思う。ちなみにこの馬が馬券の対象から外れたのは、豊が最悪の乗り方をした秋華賞だけである。

7歳ジョリーダンスは府中のマイルに限れば(2.1.1.2)、昨年のヴィクトリアマイルが5着、安田記念は3着と好走した。生きの良さでは4歳に一歩譲るが、差しても先行してもそこそこで衰えは感じられない。

ローブデコルテは昨春のオークスで推奨した馬で、その後アメリカンオークスに遠征して好走?(5着)したが、帰国後体調を崩した。今年に入ってマイルや7Fで掲示板程度には走っているが好走条件は中距離だと思う。

昨秋好走のレインダンスは年明け2戦して二桁着順、鳴尾記念で減らした体重を戻すのに苦労しているような現況では狙えない。

◎ ニシノマナムスメ
○ ウオッカ
▲ ベッラレイア
△ ジョリーダンス
△ ローブデコルテ

2008年05月16日 18:56| 個別ページ

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