ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第110回 ラジオNIKKEI賞/小回り馬場でノットアローンの先行力に期待
1億8千3百万円を横領し、「すべて競馬につぎこんだ」というJA(JRAではない)課長代理がつかまった。先日は「桐生競艇で10億円使った」というどこぞの公的機関(あるいは金融機関)の職員が御用。競馬だの競輪だのは古くは犯罪の温床だった。一家離散の因などといわれその反社会性に関して朝日新聞始めマスコミがネガティブキャンぺーンをはっていた。
実際に競馬は反社会的だったんですよ。ニコヨンと呼ばれた日雇い労務者の日当は240円、手許に資料がないのではっきりしたことはいえないが、1950年前後の馬券だって最小単位は100円だった。人々の収入の割りにレートが大きいから、騒擾事件から強盗事件までさまざまなことが周辺であった。オレの家は大井競馬場の近くの大井鹿島町というところだったが、開催日には門戸と玄関はしっかり施錠した。そのくらい物騒だった。
収入と馬券のバランスがとれてきたのは、ハイセイコーが中央入りしたころからでしたか。今思えばそのころがJRA人気勃興期、約20年かかってオグリキャップで黄金時代を迎えます。胴元が高いテラをピンハネするバクチにはかわりないのだけれども、競馬の健全さ、一家揃って中央競馬みたいなことがいわれるようになった。
その後時折JRAやトレセン内部初の不祥事はあったが、火付け、強盗などは絶えてなくなった。新たに出てきたのが犯罪で得た大金を競馬、競輪、競艇などで溶かしたという犯罪者の言い訳である。滋賀銀行女性行員が貢いだ3億円が琵琶湖競艇に消えたという事件(70年代)がいちばん古い記憶だが、この言い訳を何度聞かされたことか。
警察の調べが甘いのか、伝えるマスコミがぼんくらなのか知らないが、何億、何十億のカネなど馬、車、舟券レベルで簡単になくなるものではない。たぶん横領、窃盗などした金を隠して、「やられた」などといっているだけのことである。
75%は払い戻されるのだからそう簡単にすっからかんに負けるわけはないのだが、使途不明というには都合よい。
先だっては競馬ファンド詐欺事件なんてのがあった。騙されるアホがいるんやな。約5000 人から 63 億を集め、馬券を買った金は8億5千万。回収した額は6億3千万というから回収率はほぼ75%か。見事な元返しである。3連単なんて夢馬券が発売されて一発当たれば1年は大丈夫なんて妄想が詐欺師側にも騙される側にもあったにちがいない。
ま、昔から競馬・競輪など健全なわけがない。JRAは夏から全レース3連単発売みたいな愚挙に出る。あんまり協力しないほうがいいですよ。
【ラジオNIKKEI賞 G3】
福島11R 2008年07月06日
3歳/○混○特指/オープン/ハンデ/1800/芝

一昨年からハンデ戦になった残念ダービー。昨年が52キロのロックドゥカンプ、一昨年が54キロのタマモサポートが勝ちトップハンデ馬は2年続けて沈んでいる。こんな時期に3歳重賞をハンデ戦にする意味がどこにあるのかはまるでわからない。新馬戦をメイクデビューと呼称変更を平気でやれるJRAのこと、何をされても驚かないけれど、やることなすこと滅亡に向かっている感じ。
今年のトップハンデは57のサブジェクトとノットアローン。サブジェクトは2歳時ラジオNIKKEI杯2歳Sを勝ったが、ご機嫌損じると梃子でもペリエでもアンカツだろうが動かない。能力云々より気性が問題。
ノットアローンは若葉Sを勝ち、皐月賞に出走したが7着に敗れた。賞金足らずでダービーを断念、その後中京の白百合Sを使ったが、折り合いを欠いて5着だった。
メンバーには恵まれたが、かかる気性。同型少ないので思い切った先行策がものをいう可能性もある。
3勝馬タケショウオージのハンデ56キロも楽ではないがが、上がり調子だから斤量は問題ないのではないか。福島同距離を新馬勝ち現在東京で2連勝。内田→後藤はマイナス材料だが…
ダイバーシティは東京の1800メートルを連勝した。初戦は好位置から抜け出して上がり34秒9。前回は勝負どころで下がる厳しい展開だったが、直線で馬群をさばいて追い込んだ。上がりは33秒7で初戦より進化した。
アロマキャンドルはトライアルのスイートピーSを勝ってオークス参戦。惨敗は道悪が原因だろう。デビュー当初ある程度先行する脚もあった。好位からの競馬なら末脚を生かせる。
モンテクリスエスはダービーがはじめての惨敗だがテレビ東京杯3着、もう少し走ってよい。キングオブカルト、スマートギアの連勝馬が連下級。
◎ ノットアローン
〇 タケショウオウジ
▲ アロマキャンドル
△ スマートギア
△ ダイバーシチー
【函館スプリントステークス G3】
函館11R 2008年07月06日
3歳上/○混○特指/オープン/別定/1200/芝

今年で3年目になる「サマースプリントシリーズ」の第一戦。
アイビスサマーダッシュ、北九州記念、キーンランドカップ、セントウルSの合計5レースの着順をポイント化してチャンピオンを決める。
06年がシーイズトウショウ、昨年がサンアディユ、ともに牝馬が優勝した。
夏場の牝馬侮るべからずである。とはいっても今年のエントリーは2頭、ウエスタンビーナスと3歳ルルパンブルーだけ。鞍上は信頼できないが好調ウエスタンビーナスには注目すべきだろう。
中心はキンシャサノキセキ。オープン特別を3勝しただけでまだ重賞勝ちはないが、前走の高松宮記念がクビ差の2着、3歳時はNHKマイルCで3着。まだ期待されたほどは走ってないが、前走岩田に乗り替わると追走もスムーズ、中間ざ石とかいっていたが一瞬勝ったと思われる瞬間もあった。重賞取りは時間の問題だろう。
ダート路線変更以降迷走続くマイネルスケルツィが久々に芝を使う。1200向きかどうかわからないが、マイルを使っていたころは一線級に伍す力はあった。
キングストレイルは1200メートルが昨秋のスプリンターズS4着以来、道悪を克服してよく伸びた。ここ2戦はマイラーズC、京王杯SCで連続5着だから走っていないわけではない。案外小回り向きかもしれないので変わり身に期待したい。
スピニングノアール、トウショウカレッジあたりにもチャンスはある。
2歳チャンピオンのゴスホークケンはスプリント戦で新しい面を見せる可能性はあるが、現状では買いづらい。
◎ キンシャサノキセキ
〇 マイネルスケルツィ
▲ キングストレイル
△ ウエスタンビーナス
△ スピニングノアール
2008年07月06日 10:17| 個別ページ
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