ヤツ当たり!この馬が買い! - 樋口榮一
第114回 小倉記念/恵ハンデの夏馬ヴィータローザの一発が魅力
函館記念は勝ち負けまで期待した〇トーセンキャプテンが勝ちましたが、1番人気でおもしろくないので嫌ったフィールドベアーに2着に潜られてしまった。◎マンハッタンスカイが3着で、本線馬券のワイドが960円ついた。馬単と馬連で強気にいったのだが、終わってみれば馬連とワイドの併用が正解だった。
フィールドベアーを軽視したのは間違いとは思っていないが、タスカータソルテやコンラッドより下の評価をしたのは配当欲しさのミステイク。なにしろ函館コース(3.4.0.1)で7月競馬は(1.3.0.1)の夏型コース巧者である。ただ私の評価では◎〇より能力下でハンデ57は五分以上という点がひっかかった。しかしトライアル巴賞を勝っているのだから無視してはいかん。反省。
夏場の小回り重賞の要諦は、素質上位の若駒がでてこないかぎり、㈰コース巧者、㈪夏馬ということである。斤量が恵まれればいうことはない。
小倉記念もまったく同じである。昨年は小倉8勝のメイショウカイドウが断然人気で行方不明になったが、59.5キロは背負わされすぎだった。勝ったサンレイジャスパーは小倉記念を含めると小倉(3.0.1.1)、ハンデは53キロ。夏場に強い牝馬だった。
【小倉記念 G3】
小倉10R 2008年08月03日
3歳上/オープン/ハンデ/2000/芝

スローペースになりにくい小回りコースは、えてして差し馬の持ち味が生きる。連覇を狙うサンレイジャスパーは昨年4コーナー7番手から差し切った。夏場は6戦3勝2着1回、前走マーメイドCは47週ぶりの一戦で12着と大敗したが、プラス18キロで太目だった。ひと叩きでどれだけ絞れるか。昨年より2キロ増量されたハンデは有利ではないが、自身が苦にする斤量ではない。
隠れ小倉巧者ヴィータローザがおもしろい。昨年の小倉記念は5着だったが、一昨年はコンゴウリキシオーと並ぶ57.5キロのトップハンデで2着した。小倉通算(0.1.0.2)だがオール重賞で掲示板は外していない。前走七夕賞は差しを武器とするこの馬が先行馬ペースで早めに好位で競馬しながら勝ち馬からはコンマ3秒差5着だった。大敗続きだった数戦前と比べて復調気配が見える。一昨年の2着時は新潟大賞典12着からの参戦だったことを考えるとその時よりは買いやすい。特記すべきは全兄のロサードが小倉記念を2勝した小倉巧者だったという点と、ハンデが56キロと軽くなった。人気はなさそうで一発の魅力は十分ある。
小倉実績はないが能力上位とみてよい4歳馬が2騎。
昨年の秋華賞2着馬レインダンスは、高レベルの4歳牝馬の中でも上位の存在だったが今年は4戦とも2ケタ着順。ヴィクトリアマイルは相手が強く距離もこの馬向きとはいえないマイル戦、マーメイドSはどろどろの馬場でこのところ条件にも恵まれなかった。ただ夏型の牝馬で、昨夏500万、1000万クラスを連勝して秋には重賞路線で好走した。今回を含めて夏競馬で注目したい。
ドリームジャーニーは夏型でもないし小倉遠征は初めてだが、一昨年の朝日杯FS馬で昨年は神戸新聞杯を勝ってクラシック街道を走った。メンバーからすれば格上といってよい。昨夏は休養、今春はマイラーズC、安田記念と凡走したが相手が悪かった。高速馬場で決め手を生かせるかどうかは未知数。
1番人気は1000万下、1600万下を連勝したダイシングロウ。勝ちぶり、タイムからここで通用してもおかしくはないが、重賞初挑戦で56キロは見込まれた。重賞3勝のヴィータローザと同斤、七夕賞を勝ったミヤビランベリよりも重いハンデというのは楽ではなかろう。先行力はあるが同型も多い。
1600万下の特別でダイシングロウに3馬身半の差をつけられたグロリアスウィークは、あのアドマイヤムーンの勝った弥生賞で2分の1馬身差で2着だった馬。長いスランプで降級したが、ハンデ戦だと重いハンデを課されて2〜3着に泣く場合が多かった。ダイシングロウに敗れた博多Sはダイシン57キロに対して58キロ、今度はダイシン56キロに対して55キロで逆の立場である。3歳時だが重賞2着2回の実績はダイシン以上。
七夕賞を逃げ切ったミヤビランベリがレースの主導権を握りそう。前走は同型のダブルティンパニーが控えた格好でノーマークとなり逃げ切れた。53キロ→55キロの増量、人気のダイシンが同脚質では楽な競馬はさせてもらえない。
ニルヴァーナはゴールドアリュールの半弟でどうしても人気が先行する。昨年の小倉記念では1番人気だった。前走はダートで大敗したが、OP昇級以降は芝でも入着が精一杯という現況では狙えない。
◎ ヴィータローザ
〇 グロリアスウィーク
▲ サンレイジャスパー
△ ダイシングロウ
△ レインダンス
2008年08月02日 14:42| 個別ページ
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