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第157回 マーメイドS/ウオッカ、ダイスカ世代の3番手ベッラレイアが主役だが、大敗続きのムードインディゴが得意コース、適距離で狙い目十分。

  ハンデ戦になって今年が4年目。一筋縄では収まりそうにない。昨年が最低人気のトーホウシャイン、3年前は9番人気のソリッドプラチナムが勝った。トップハンデ馬、1番人気馬ともに複勝圏にすらきたことはない。勝ち馬は49、53、48キロ。2着馬は52、54、51キロだからハンデは軽いほどよいのだが・・・

 データで推理するとそういうことになるのだが、競馬はみんなが気がついたころに例外が起こるゲームである。データなどは破られるためにあるようなもの。今年あたりは、中心視するかどうかはともかくトップハンデ馬、または1番人気馬の走りごろというくらいのスタンスで構えるべきか。なぜなら今年はトップハンデ馬と最軽量馬の斤量差は4.5キロしかない。過去3回とも8キロ差だったのだから、例年よりも重ハンデの格上馬にチャンスがあると考えるべきだろう。

【マーメイドS G3】
東京10R 2009年 6月21日(日)
サラ系3歳上/牝/オープン/ハンデ/2000/芝

marmaid2009.gif

 トップハンデは56.5キロのリトルアマポーラ。昨年の牝馬クラシック路線で再三期待した馬だが裏切られっぱなし、武幸四郎からC・ルメールに乗り替わったとたんにG1のエリザベス女王杯を勝った。現4歳世代で能力は高かったのだが幸四郎の駄騎乗で動かなかった。今年は福永とコンビを組んでマイラーズCから始動。休み明けでスーパーホーネットなど牡馬有力どころに混じってコンマ4差の7着だから着順ほど大きく負けたわけではない。
 前走ヴィクトリアマイルは相手がウオッカだから千切られた6着も仕方がないが、福永の乗り方は中途半端だった。本質的に中距離タイプだからここ2走のマイル戦よりは競馬しやすいし4戦2勝の阪神は有利なのだがハンデ頭、大外枠。ルメールの腕でタイトルを取った馬だけに、あてにしづらい福永騎乗というところが買いづらい。争覇圏内の一頭であることは間違いないのだが・・・  
 
 実績でいえば56キロのベッラレイアが上位である。牝馬最強世代の3番手評価だったが、同期がダイワスカーレット、ウオッカでは生まれた年が不運というしかない。G1タイトルこそないが、3歳秋にはウオッカ不出場のローズSがダイワSの2着、秋華賞はダイワS、レインダンス、ウオッカに次ぐ4着だからもう少し走っていいのだが、その後2度の長期休養があって必ずしも順調ではなかった。オークストライアルのフローラS以来約2年勝ち星はないが大きく崩れたわけでもない。昨年のエリザベス女王杯でリトルアマポーラに敗れたが3着を確保。前走は牡馬相手の金鯱賞で最速の上がりをマークした。末脚の鋭さは健在である。馬場さえよければ決め手生かして好勝負。
 
 ハンデ55キロは4頭いる。
 ヴィクトリアマイル最先着のザレマが今年4戦して勝ち馬からコンマ2~コンマ4秒差の2、3、4着2回。すべて重賞で掲示板というのは名人アンカツならではの好騎乗。ともかく決め手のない馬で前に行って足らず差して足らずというタイプを能力以上に動かして着をまとめている。ヴィクトリアマイルはスローを中団から早めに動いてインで粘った。2着以下が7馬身も離された競馬だから4着といってもそれほど威張れた成績ではないが相手なりに走る。

 阪神芝でフィリーズレビュー、ローズSと重賞2勝したマイネレーツェルはステイゴールド産駒でいつ走るかわからない人気薄激走型。昨年のエリザベス女王杯の4着馬で、成績からはもっと重視されて良い馬だが、前走のヴィクトリアマイルが17着だから人気は相変わらずない。

 レインダンスは一昨年の秋華賞でダイワスカーレットとウオッカの間に割って入った。その後長い低迷が続いていたが、前々走の京都牝馬Sでチェレブリタの2着と秋華賞以来久々に連対してザレマには先着した。復調したとみるか、相手が軽かったのか。印象に残るレースが秋華賞だけで判断が難しい。

 ムードインディゴは前走のヴィクトリアマイルが11着。緩い流れを最後方大外からの競馬だったがゴール前の伸び脚は目立っていた。前々走が休み明け18キロ増で9着。前走のマイナス18キロは元に戻ったというより減りすぎだった。4歳世代の牝馬のレベルが高いとは思わないが、昨年のローズS、秋華賞と連続2着に追い込んだ。福永クラスのへぼで結果を出せた馬が今年は武豊→内田、そして今回は岩田とトップジョッキーのたらい回し。期待のほどがうかがえる。得意コースで適距離の2000メートル。叩き3走目は魅力。同名のデューク・エリントンの曲が好きだからってわけではないが馬券的には注目したい。配当はそこそこある。

 軽ハンデ馬では3連勝中のニシノブルームーンが人気。ただし軽量馬は人気薄でないと魅力がない。いらないともいえないが、1600万下のハンデ戦を52キロで辛勝した馬が同ハンデで初の重賞挑戦だから有利ではない。むしろ昨年12月のよりメンバー上位の1600万下(別定戦)を勝ってその後重賞を2戦使ったクラウンプリンセスがおもしろい。休み明けだが鉄砲はきく。今年のダービーで2着だったリーチザクラウンの全姉で2歳時にはかなり期待された馬だった。

 ◎ ベッラレイア
 ○ ムードインディゴ
 ▲ マイネレーツェル
 △ リトルアマポーラ
 △ クラウンプリンセス

 ◎か○からの馬単に期待!

2009年06月21日 00:58| 個別ページ

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