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第160回 七夕賞/波乱必至だが目黒記念を圧勝したミヤビランベリが中心
東西メインともに7歳以上の高齢馬がほぼ半数。先週札幌で穴を出した9歳タニノマティーニのようにメンバーが手薄となる夏場を集中的に狙ってくる老齢馬は少なくない。勝ち負けでもできればオンの字だが、6~8着でもそれなりの賞金と手当てにはありつける。JRAがだめでも地方には交流戦という弱者救済レースがあって賞金持ちの高齢馬が有利で、レベルの低い馬よりは高齢馬のほうが稼げるような仕組みができている。昔だったら引退勧告? 9歳馬、10歳馬なんてほとんど在籍してなかったですよね。
レース検討に入る前に2点お断りしておきたいことがあります。
① 能力値(MVF)は100点満点にしました。50点だと微妙な差異をつけにくい。
② 最大値はあまり意味なくなったので撤去します。G1レースの程度が総じて落ちた。G1タイトルを持っているから格上というような考え方はしないほうがまし。どうでもいいJRAの営業政策上のタイトルに惑わされないように。
③ 最大値のかわりに原則として土曜午前10時段階の人気を入れます。オッズは動くので、直前のオッズを参考に判断されるのがよろしいかと思います。例えばA表記が3頭いる場合は人気馬3頭、1頭の場合はダントツ人気というようにご判断下さい。
④ 能力値が高いほど勝つ可能性は高いが、最高能力の馬が状態、展開、馬場状態、乗り替わりなどの事情で最高値を発揮できないような場合は波乱となる。
【七夕賞 G3】
2009年7月12日(日)2回福島8日 11R
3歳上・オープン・ハンデ/芝2000メートル

実績からすればトップハンデのシャドウゲイトということになる。前走のG2金鯱賞が2年ぶりの連絡み、宝塚記念2着のサクラメガワンダーに続いたのだから好走の部類だろう。もっとも金鯱賞3着のホワイトピルグリムは力足らず、4着は復調途上のベッラレイアだった。シンガポールの国際G1を勝って以来11戦して2着1回、3着1回、着外9回。相手レベルの分かりづらい海外G1を除外すると、ナミのG3馬と同程度という程度の評価でいい。スランプは脱したかもしれないが高齢馬のトップハンデということでちょん切ろうかと思っている。
前走の目黒記念を5馬身差で圧勝したミヤビランベリが上位か。いくら水たまりが得意でもワンランク上位の強さだった。昨年の七夕賞の優勝馬でもあり、以来7戦2勝3着2回。毎度のように人気はないが大きく崩れているわけでもない。斤量は2キロ増、目標となって押し切れるかどうかだが、最終週の荒れ馬場で14番枠は有利な条件になる。時計のかかる良馬場でも走る条件はある。
福島コースに限れば5戦3勝2着1回のレオマイスターが上がり目の臨める4歳馬。前走定量戦の1600万下を勝ち上がったが、昨年の6月には53キロでハンデ戦のラジオNIKKEI賞を勝っている。その後6戦して8.13.11.9.15着と大敗続きだったが、降級戦の福島を一発で決めた。重賞といっても内田の好騎乗が勝因だったわけだから、阿武隈Sの取捨は難しかった。54キロで得意コース、連闘策、買い材料は揃っているが、イマイチ信用ならないこともたしか。
オープン特別がやっとというホッコウバドゥシャの1番人気は意外。内田人気と前々走の福島の勝ち時計、勝ちぶりが鮮やかだったのだが、45戦目の馬に上がり目があるとは思えない。芝もこの馬向きではなくなった。
トウショウシロッコは4カ月半ぶりの実戦。年明けのアメリカJCCが3着でこのときの1、2着馬はネヴァプション、エアシェイデ。マイネルキッツ、アルナスライン天皇賞・春の1、2着馬には先着している。昨年のオールカマーはマツリダゴッホの3着。こんなメンツでそこそこなのだから、55キロなら絶えずチャンスありと考えられる。レイバンのグラサン禿げ調教師がタコなのか。最内枠だから人気も能力以下、少しは悪条件がないと配当にはなりづらい。
1600万下からの昇級馬だがイケトップガンが好調キープ。間隔は開いたがここ6戦掲示板を外していない。5戦2勝2着1回の福島コースは得意、昨暮れにはそこそこのメンバーだった中日新聞杯で3着。重賞連覇、今秋に向けて期待されるシンゲンに先着しているのだから期待は大きかろう。
福島で9戦2勝2着2回のアルコセニョーラは重賞2勝の実績がある。3歳時に福島記念、昨年は新潟記念を勝った。好不調の激しいタイプでとらえどころがない馬だが今回の53キロは裸同然の有利な斤量だ。
このレースに関してはシャドウゲイト以下高齢馬を買うつもりはない。
◎ ミヤビランベリ
○ イケトップガン
▲ アルコセニョーラ
△ トウショウシロッコ
△ レオマイスター
【プロキオンS G3】
2009年7月12日(日)3回阪神8日 10R
3歳上・オープン・別定/ダート1400メートル

このレースも七夕賞のシャドウゲイトのシンガポールG1制覇同様にバンブーエールの海外遠征と地方の統一G1の評価がカギとなる。ドバイ・ゴールデン・シャヒーン(1200メートル)で勝ち馬から8馬身近く離された成績を好走とみてよいかどうかはわからないが、園田競馬の統一G1ブリーダーズ・カップ・スプリント(1400メートル)はJRA馬5頭、地方馬7頭で行われ、3着のアルドラゴン以外はJRA所属馬が上位だった。定量戦でほとんどがJRAから移籍した高齢の地方馬が相手だからなみのJRA馬は負けようがない。その後根岸S、フェブラリーSは凡走、ドバイから帰国初戦のさきたま賞は59キロでスマートファルコン(BCスプリント2着馬)に交わされている。今回も59キロ交流G1っていうのはG3くらいの価値しかない。
屈けん炎で19カ月休養していたランザローテは昨暮れ復帰戦後3連勝。とんとん拍子にオープンまで出世したが、重賞初挑戦のマーチSはフェブラリーS4着のエスポワールシチーに9着と敗れた。(エスポワールシチーはその後交流G1のかしわ記念勝ち)その後のオアシスSも先行一杯で物足らない内容だが、今回は2勝している阪神コースで4戦3勝の1400メートルに戻る。ここ2戦初コースとなる関東に出張ってきたのだからホームならもう少し走っていいのだがやや頭打ち。。
格上馬は3年前のフェブラリーSを勝ったサンライズバッカスである。それきり勝ち鞍はないがその後13戦2着1回3着6回だから衰えたわけでもない。爪が悪いのと気性難で休みがちで、なかなか勝てないが58キロの斤量はバンブーエールよりも有利だと思う。年齢を重ねて距離はこなすようになったが、ベストはマイルで1400メートルは1F短いが、休養明けはそこそこに走る。取捨がむつかしい。
トーホウドルチェは降級戦だった前走の安芸Sを勝って1600万下で2勝した。これまで1200メートルまでしか使っていなかったので、初距離の1400メートルを克服したのは収穫である。4歳牝馬だから54キロで出走できるのは有利。阪神ダートは4戦3勝3着1回。
スリーアベニューは昨暮れに復帰してから休みなく使われている。以降G3で2着、オープン特別で2着、3着があるから入着圏内の能力はある。
◎ トーホードルチェ
○ サンライズバッカス
▲ ランザローテ
△ バンブーエール
△ スリーアベニュー
2009年07月11日 20:31| 個別ページ
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