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タバントーク - 根本敬

タバントーク/念頭スペシャル

—念頭に思ふ—
 去年は8月に永ちゃんの新譜『ロックンロール』を買って以来暮れ(12/30)までCD(アナログ含め音盤)を1枚も自分から買わない(かといってネット配信からどうのというわけなし)買えない、ということを余儀なくされる、音盤収集歴37年目にして考えられない状態が続いた。便所が詰まって逆流して業者に予定外の支出が2万5千円が降り懸かったり‥。

 んまあ、理由は今はやりの社会問題ですが、いずれ買わねば仕方ない音盤や映像や書籍一覧がリストにぎっしりのまま、暮れに『このままじゃいかん!』と 3ヶ月ぶりにタワレコ渋谷店に飛び込み、まず、ボブ・ディラン(私を全否定中の不動産シンガーソングライター川西杏さんと同じ年のはず。その加齢に比例して周囲に構わずどう変化するか予測不能な程自由度が増すのは両人何某かの電波で無関係ではなかろう)の湯加減さえ良いのか熱いのか冷たいのか不明な、本当にだらしない『クリスマスマス・ソング収集』(♪ジングルベルとかその辺色々みんな。ケースをパカッと空けたビジュアルにもグッと来ました。)と、そして『イカルスの星』をラジオ深夜便で聴いて、サザエさん以前の和製モータウンサウンドを感じ諸々再検証の必要ありとずっと思ってた『越路吹雪』2枚組ベストを『ギターウルフ』2年ぶりの新譜をも押しのけて「えーい!」と購入。レジで見た『ストレンジ誌/特集ホークウィンド』も先送りとす。越路吹雪は〈タケオ〉もよく自らのオカマバー『タケオの世界』でかけていた。米版『タケオの世界(モンスターブレイコーララバイ)・$rLu(Bした中心人物のニュージャージーの漫画家ケヴィン・クイッグリーはあの場面(越路吹雪に成人しオカマバーのママになった精子のタケオがうっとりのシーン)がお気に入りのケヴィンは来日した17年前に越路吹雪のCDを既に買って帰ったのだった。
 さて一年の計は元旦にあるともうしますが、元旦は実家に置いといた『纒足物語』(岡本隆三著/東方選書13)を実に久々、ディランのクリスマスと越路吹雪を聴きながら過ごした。越路ベスト30ディスク2の1曲目は19:02あるが爽やかな花鳥風月に彩ろられた長尺の組み立て仕立てながら、一転して温泉マークの旅館が出て来たりして気が抜けない。
 ディランのだらしないジングルベルや越路吹雪と纒足物語。
 今年はこのみっつ‐三題も去年からの咲き延ばしに加わるのであろう。
 で、仕事始めは昨日、近々ちゃんと発表するハッテンバプロダクションの打ち合わせで佐川さんとサイゼリアで会う。
 途中、ごみ捨て場に大量の女性ファッション誌があったので抱えてサイゼリアの卓上に置き、店員に嫌な顔されながら、全頁佐川さんがチェックし、美味そうなもでるの写真を作画その他用に持ち帰る。
 翌日つまり今日昨日佐川さんと夕方前を通り抜けた不動産店の壁を見ると、大した話しではないが、ワザワザ『ルネたまプラーザ』なる命名を受けたマンションの貼紙があった。
 イラストレーション誌今発売中の小特集『湯村輝彦×横山剣』は必見。(根本敬)。


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(根本敬公式HP「因果鉄道の旅とマンガ」より転載)

2010年01月06日 10:08

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