CROSSROAD

ブログマガジン by K&B publishers

« トップページ

SMiLE - ドミニク・プライア

第3回 ヒップな連中が集まる新たな場所がみつかった

 交通量が今ほど過密ではなかった時代、ロサンゼルス郊外は人々が寝に帰り、翌朝また起き、学校に子供を送り出す、そんなベッドタウンの名にふさわしかった。
 ビーチ・ボーイズも何度フリーウェイに飛び乗り、ギグのためにロス近郊まで繰り出したことか。そのひとつがポモナにあるレインボウ・ガーデンズだ。

続きを読む »

第2回 ガレージからゴールド・スターへ(2)

 キャピトル・レコードと契約したビーチ・ボーイズ(ワイキキで観光客相手にサーフィンを教えるグループからその名がとられた)の名はたちまち全米に知れ渡り、ニューヨーク出身のフォー・シーズンズと並んでアメリカで最も人気のあるバンドとなった。1962年から63年は両グループとも出す曲がことごとくヒット。その決着をつけるかのように、1963年10月のワールドシリーズでは、ダウンタウンに近代化されたスタジオを構えるロサンゼルス・ドジャースが、王者ニューヨーク・ヤンキースを四連勝で負かしてチャンピオンとなった。このベースボール史上に残る名試合を支えたのはサンディ・コウファックス。ベースボール界の《教授》ことNYヤンキースの名監督だったケイシー・ステンゲルをして、対戦した中で最も優れたピッチャーと言わしめた、若きユダヤ系投手だ。試合の中継後、続いて画面から流れてきたのはサーフィンの映像と、ダイナミックなインストゥルメンタル「ミザルー」と「ザ・ウェッジ」を熱演するディック・デイル&ヒズ・デルトーンズだった。

続きを読む »

第1回 ガレージからゴールド・スターへ(1)

「3トラックから16トラックへ移行する間に、サウンド技術はとんでもない進化を遂げた。僕にとって、それはブライアンの進化そのものなんだ。『ペット・サウンズ』から『スマイル』に至る彼の音楽を聴いた時、そこにはものすごい力が存在している。レコーディングに携わる者にとって、それがどれほど画期的なことだったことか!」——ヴァン・ダイク・パークス 2004年

続きを読む »

ドミニク・プライア 丸山京子/プロフィール

ドミニク・プライア
【著者】ドミニク・プライア (Domenic Priore)

著書には『ビーツヴィル』、『ライオット・オン・サンセット・ストリップ ロックンロールズ・ラスト・スタンド・イン・ハリウッド』、『ルック!リッスン!バイブレート!スマイル!』などがある。「ハリウッド・ロックス・ザ・ムーヴィーズ アーリー・イヤーズ」(進行役リンゴ・スター)や「ハリウッド・ロックス・ザ・ムーヴィーズ 1970年代」(進行役デヴィッド・ボウイ)といったドキュメンタリー番組の構成も手がける。ロサンゼルス在住。


【訳者】丸山京子

東京生まれ、青山学院大学卒。通訳、翻訳業。
訳書に『マイルス.デイヴィスの生涯』『カート・コバーン・トリビュート』『ビートルズ全曲解説』『エグジット・ミュージック レディオヘッド・ストーリー』『ローリング・ストーンズ ブラック・アンド・ホワイト・ブルース1963』(以上シンコー.ミュージック刊)、『マドンナ解剖学』(白水社刊)、『ヴァン・モリソン 魂の道のり』(大栄出版刊)、『インスピレーションズ』(アミューズ・ブックス刊)などがある。

K&Bパブリッシャーズの本

 

So What

山口冨士夫 著
(書籍)So What
伝説のロックバンド、村八分、ティアドロップスのギタリスト、山口富士夫の著書として、長年の間、ファンが血眼になって探してきた激レア本が、装いも新たに復刊!法政大学の学祭・いのちの祭りと、未発表ライブ映像を満載した特典DVD付!幾多のバンドを渡り歩いてきた孤高のロッカーの魂がここにある!
大好評発売中!
 
 

村八分

山口冨士夫 著
(書籍)村八分
かつて日本のロック界を、すさまじい速度で駆け抜けたジャパニーズ・ロックの先駆的バンド村八分。そのギタリストであった山口冨士夫が、 「村八分」を語り下ろし。ロックファン待望の書!中島らもの書き下ろし小説と新しい音源から採集したベスト8曲入りのCD付!大好評につき、再度の大量増刷決定!
大好評発売中!
 
 

筋肉少女帯自伝

大槻ケンヂ・橘高文彦・
本城聡章・内田雄一郎 著
(書籍)筋肉少女帯自伝
遂に待望の復活を宣言した筋肉少女帯。前身、ドテチンズ結成から、ナゴムでのブレイク、武道館公演、人気絶頂期の活躍ぶり、突然の活動凍結の理由、8年間の沈黙を打ち破る再始動に至るまで…。大槻ケンヂをはじめ、公式メンバーが筋少のすべてを語り尽くしたファン垂涎の書が刊行!激レアな未発表音源を収録したCD付!
大好評発売中!